今日はポーランド出身の13歳の女の子のポップデュオBlog27のデビューアルバム「LOL」の紹介です。

日本では国内盤が9月13日に発売されたばかりということもあり、まだまだ無名ですが、

レコード店で「注目盤」として紹介されているのを聴いて、ものすごくポップでキャッチーなサウンドに

ひきつけられてしまいました。

ポーランドのアルバムチャートでは1位を記録。そしてドイツを皮切りにヨーロッパ全土に人気拡大中

らしいですが、これ、日本でも売れそうです。


Blog27は、3歳のときからの幼なじみというアーラとトーラからなるデュオで、二人の誕生日は偶然一緒、

そして小さいころから音楽が好きで、一緒に企画を立て、家族や友達の前で歌を披露したりしたこともあったとか。

そんな中、いつかスターになりたいと考えていたらしく、昨年めでたくデュオでデビューとなったらしいです。


アルバムは「Uh La La La」で軽やかにスタート。この曲は1997年にアレクシアというシンガーがヨーロッパで

大ヒットさせた曲のカヴァーらしいのですが、「ウーラララ」というとてもキャッチーで明るいフレーズが

インパクト大で、一度聴いたら絶対忘れない感じです。恋しているときのキラキラしている感じを

わかりやすくあらわしたダンスポップ。


次の「Hey Boy(Get Your Ass Up)」もすごくのりがいい曲。シンセのキラキラした音色が印象的な

デジタル・ダンスポップなんだけど、ドラムやギター、タンバリンが効果的に挿入されて、

機械的になりすぎず、ほどよくバンドサウンドっぽい雰囲気にもなってます。彼女たちの歌い方も

すごく楽しそうで好感持てます。随所に入る「ボンチカ♪ボンチカ」っていうフレーズもインパクトあります。


「I Want What I Want」はスパニッシュなギターサウンドが主導権を握るダンスナンバー。

冒頭の2曲で元気なイメージを印象付けながら、この曲では少しマイナーなメロディーで哀愁を

帯びたボーカルも聴かせてます。


「Wid Out Ya」はロック調のナンバー。ハードロックとまではいかないけれども、

この曲ではダンスサウンドを封印して、バンドサウンドを前面に押し出してます。

アブリル・ラヴィーンをもうちょっとだけかわいくしたような感じ。


「I Still Don't Know Ya」はちょっとテクノ・ポップっぽい感じのナンバー。

アルバム全編を通して思うんですけど、彼女たちは大人によって作られたグループじゃなくて、

もともと幼なじみということもあって、歌の呼吸がすごく自然な気がします。この曲ではラップも披露してるんだけど、

ふたりが会話してるみたいな雰囲気になってて、ありがちな「無理やりラップで表現してみました」的な感じが

あまりしません。そこが強みかな。


「Destiny」はちょっとR&Bっぽいミステリアスな雰囲気のトラックで、民族楽器っぽいパーカッションの

音色も挿入された大人っぽいナンバー。ただ、この曲に関しては、曲に反して

彼女たちのボーカルのかわいらしさが際立ってしまってる感じはしますが。

まぁ、まだ13歳だし、あまり大人っぽすぎても、聴き手が戸惑うので、これはこれでいいのかも。


「Stay Outta My Way」は恋に見切りをつけて、彼の元を去ろうとする女の子の姿を描いた強いナンバー。

未練たらたらで追いすがる男を尻目に「私の行く手を邪魔しないで、あなたとはオシマイ」と

冷たく言い放つ詞が印象的なロックナンバーです。


「Life Like This」はヒップホップとポップスをうまく融合したようなブリトニーっぽいナンバー。

はじめての人生のつまづきにとまどいながらも、起き上がって行こうとする姿を描いています。 

「I’m Callin'U」も同じくヒップホップっぽいチューン。こちらは詞がかわいらしいです。


「Generation(B27)」はBlog27のテーマとも名づけられているパンキッシュなナンバー。 

新しい時代の主人公となるべくして現れた彼女たちの決意表明のような内容の歌です。


そして驚いたのがラストの「Who I Am?」。美しいピアノの音色が印象的なバラードで、

このアルバムで唯一のスローナンバーなんですが、歌唱にくせがなく、とても素直なので

シンプルながら楽曲のよさがストレートに伝わってきます。アルバム全般を通して

アッパーな曲ばかりなので、歌のうまさがわかりづらいところもあるけど、こういうバラードでこそ

彼女らの真の実力が発揮されるのかもしれません。詞も自分の信じた道を歩いていく決意を

歌った内容になっています。


さてさて、このBlog27、デュオ名は一風変わってる(彼女らのブログは本国で大人気らしい)けれども、

デジタルポップ、ロックを基にした音楽は非常に王道中の王道ということもあり、そのキュートなルックスもあわせて、

あのt.A.T.uみたいに日本でもブレイクする可能性は大きいと思います。

Blog 27
LOL