今日はカリフォルニア州出身の5人組バンドORSONをピックアップ。彼らは本国アメリカよりも先に
イギリスでブレイクを果たし、シングル「No Tomorrow」でUKチャート№1、そしてiTunesのダウンロードで
「最速ダウンロード販売数記録」も達成、と今勢いづいているバンドです。
アルバムはゆるーいブルース調の「Bright Idea」からスタート。詞はタレントになり、有名人になった自分の元彼女を見ながら、
寂しい思いをする男の姿?を描いた変わった視点のナンバー。
続く「No Tomorrow」はサビに向かってどんどん上昇していく、Jasonのエモーショナルなボーカルが印象的な
ソウル・ロックナンバー。好きな人といれば怖いものなんて何もない!という若い詞も印象的。途中に挿入される
電子音やカウントもなかなかかっこいい。
「Happiness」は広がりのあるシンセサイザーの音色が、スケールの大きさを感じさせるロックナンバー。
ドラムの音色もすごく好きです。
ほかにも「Downtown」はコーラスワークが美しいポップ・チューン。忙しい日常をちょっとだけ忘れて
外に出てみようよというシンプルな詞も好きですね。詞に「プレステ」が出てきますよ。
「Tryin To Help」は痛快なポップ・ロック。トラブルを抱えて立ち止まっている恋人に対して、
何とか役に立ちたいと思っているけなげな?男の姿を歌ってます。
「So Ahead Of Me」はサイケデリックなロカビリーナンバー。過ぎ去っていった彼女のことを忘れられずに
追いかけ続けているというちょっぴり情けない男性の姿を描いた唄。
アルバムは後半に差し掛かるまで、わりとアップテンポでノリのいい曲が並んでいるのですが、
9曲目の「Look Around」はメロディーが美しいピアノバラードですね。
この曲がアルバムでは一番好きかな。
迷ってしまったときも周りをしっかりと見回して、ゆっくり歩いていこうという前向きなメッセーソングになってます。
「The Okay Song」も好きな歌ですね。人をうらやんだり、欲張ることを考えずに、地道にやっていけば
いつか夢はかなうんだよ、という当たり前っちゃー、当たり前のことを高らかにうたってます。
あまりにもひねりがないんですけどその若さが単純でいいかなぁなんて思います。
「I Can't Go For That(No Can Do)」はホール&オーツみたいな雰囲気の漂うソウル・ナンバー。
ラストに収められたボートラの「Bright Idea」のアコースティック・ヴァージョンはギターとピアノの
シンプルなメロディーが中心となっていることもあり、Jasonの情感豊かなボーカルが
ストレートに伝わってくる内容となっています。
こんな感じで、全体の印象としてはメロディーは若さあふれる勢いのある内容(でも演奏は安定
しています)なんだけど、
Jasonのボーカルはパワーで押し切るというよりは感情をうまくコントロールして、
実に表情豊かでいい声だと思います。
欲を言えば、詞の内容にもうちょっと深みがほしいところかな。稚拙とまでは言わないけど、
もうちょっと頑張ってほしいなぁ。せっかくいいボーカルなんだから。
それとアルバムの邦題が「「ブライト・アイデア☆ひらメキ!」ってのもダサすぎ。
もうちょっと考えようよ~
。アルバムジャケットはかっこいいんだけどね。