今日はNorah Jones(ノラ・ジョーンズ)のちょっと懐かしい?1stアルバムをピックアップ。
このアルバムは今も大好きですね~。ちょっと疲れているとき、雨の日、秋の夜長…そんなときに
しっくりとくる、しっとりとした名盤だと思います。
音楽との出会いって、不思議なもので、いつもいくCD屋でCDを見ていて、思わぬ名盤に出会うことがあります。
名前も知らないアーティストのアルバムを偶然店頭で見つけて、視聴したらものすごく良くて、
自分の大切な一枚になる、という経験。
Norah Jonesのこのアルバムはまさしくそんな一枚でした。4年前のある日、店頭の視聴機で見つけて、
ジャケットの落ち着いた雰囲気や、ジャズとポップスを程よくブレンドしたようなサウンドから
大人のアーティストだなぁという印象を受け、それまで巷ではやっていたアーティストとはまったく
違う魅力を感じました。聴いていると心が安らぐ感じの歌声もとても気に入って、すぐ購入しました。
その後、彼女は世界で大成功を収めました。
アルバムは名曲「Don't Know Why」からスタート。包み込むような優しいピアノの音色とけだるいノラの
ボーカルが印象的なバラード。別れてしまった恋人を一人寂しく思う夜のシチュエーションを歌ったナンバー。
続く「Seven Years」はアコースティック・ギターとパーカッションの音色が印象的な静かなフォークソング。
歌を愛する一人の繊細な少女の姿を歌ったものですが、ノラ自身とのキャラクターともかぶる詞になっています。
「Feelin' The Same Way」は詞がいいですね。忙しい日常の中で、ふと自分を見失ってしまいそうに
なることがあるけれども、そんなときは足元を見つめて、自分らしく生きようということを歌った
メッセージ・ソングにもなっています。
そして「Come Away With Me」はおおらかなメロディーのブルースナンバー。世間の喧騒から離れて
愛する人と二人で誰にも邪魔されない、どこか遠いところへ行きたいということを歌ってます。
「Shoot The Moon」も好きなメロディー。終わった恋の苦い思い出を、どこか違う角度からみつめたような
詞の描き方が印象的なジャズバラード。
「Turn Me On」はJ.D Loudermilkのカヴァー。この曲でのノラのボーカルはかなりソウルフルですね。
声も低めで渋く発声してます。結構好きです。
「I've Got To See You Again」はこのアルバムでは異色のメロディー。切ないマイナー調で、
バイオリンも使っていて、哀愁漂う感じのサウンドになってます。
「Painter Song」はオーソドックスなゆったりとしたジャズソング。アコーディオンが使われているのですが、
のーんびりとしたサウンドの雰囲気に、この音色がすごく合っています。安らぐサウンドなんですが、
詞はなくした恋への未練を歌ってます。
「One Flight Down」は気品あふれるイントロのピアノの音色が最高ですね。
これまた、「Feelin' The Same Way」と同じく、自分をそっと見つめなおすような視点の詞になってます。
「Nightingale」はジャズとカントリーをミックスしたようなナンバー。
詞は「自分探し」系の内容ですね。
「The Long Day Is Over」はむちゃくちゃ短いブルースで、詞も「一日の終わり」を歌った、
なんてことはない内容ではあるんだけど、一日いろいろと疲れて帰ってきて、ボーっとする
時間に聴くと心が安らいで、「いやなことは忘れて、また明日からがんばろう」という気分になる曲。
ボーナストラックの「What Am I To You」はやや明るいテンポ感のブルースナンバー。
愛する人への正直な気持ちを歌ったナンバーで、「私はあなたのことが死ぬほど好きだけど、
さて、あなたにとって私はどんな存在ですか?」みたいな内容のとってもピュアな詞です。
ま、ピュアというか、詞がストレートすぎてちょっと怖いけど
。
このアルバムは最終的に、全世界で1600万枚というセールスを記録し、グラミーを
8部門も獲得、2002年を代表、いや近年の音楽シーンを代表する作品だと思います。
派手さや勢い、ファッション性だけがすべてじゃない、ということを実感させる作品ですね。
ふだんはR&Bやロック、ポップスをよく聴く自分ですけど、こういう音楽も好きです。
ジャズ、のくくりに入れられることもある彼女だけど、完全なジャズではなく、ポップスやブルース、
ソウルなどの要素もうまく取り入れているので、ジャズはちょっと…って人にも十分お勧めできる作品。
- ノラ・ジョーンズ, ジェシー・ハリス, リー・アレクサンダー, ハンク・ウィリアムス
- COME AWAY WITH ME