今日はネリー・ファータドの待望の3rdアルバム「LOOSE」を取り上げます。
僕は彼女の2000年リリースの1stアルバム「Whoa,Nelly」が大好きで彼女のファンになりました。
特に「I’m Like a Bird」、「Turn Off The Light」などが好きで、ヒップホップやフォーク、ロックなどミックスされた
唯一無二の世界にハマリ、それこそ何度聴いたかわからないほどだったんですが、
03年の2nd「Folklore」では一転して、ポスト・フォーク路線を進み、悪くはないけど、
そんなにのめりこめず、作品も印象にもあんまり残ってなくて…。
そんなわけで、この3rdも聴く前は期待と不安が入り混じった感じでしたが、
その不安はアルバムを一聴したら吹っ飛びました。
今回はアルバム中9曲をティンバランドがプロデュースを出掛けています。不思議で個性的で、変態チック
な
トラックの海を泳ぐように歌うネリーのボーカルがとても楽しいアルバムとなっています。
アルバムはティンバランドのお抱えラッパーであるAtititudeをフィーチャーした「Afraid」から
スタート。この曲では恐れを捨てて自信を持って、という前向きなメッセージが込められています。
続く「Maneater」は、タイトルどおり男を食い物にする魔性の女(?)をテーマにしたハイテンションで
セクシュアルなダンス・チューンになっています。
そしてティンバランドをフィーチャーした「Promiscuous」は何故か、「ふしだらなビート。」という
邦題の付いたシンセサウンドのナンバー。
続く「Glow」は結構好きですね。バックでずっとブリブリ鳴り続けているサウンドが印象的な
サイケデリックな雰囲気のロックナンバーになっています。
さらに、5曲目の「SHOWTIME」はこのアルバムでは珍しくワルツ調。まぁワルツといっても結構ハイテンポでは
あるんですが。そしてこの曲のボーカルは結構軽い感じですね。浮遊感のある感じ。
なかなか新鮮です。
そして一番好きなのが「No Hay Igual」。パーカッションを全編にわたって使った不思議な
サンバ調のサウンドに乗せて、好きな人を思う一途な気持ちを歌っています。
他にはラテンの貴公子といわれるフアネスをフィーチャーしたスペイン語ボーカルの「TE BUSQUE」、
何でもありのアルバムサウンドの中ではボーカルもサウンドもかなり落ち着いた雰囲気を見せる、カントリー調の
「In God's Hands」あたりも好きですね。
さらにボートラの「Somebody To Love」もいい。こちらは「TE BUSQUE」と同じくラテンソングながら、
こちらはフラメンコでも踊りだしそうなアップテンポのナンバーで、中盤からの広がりのある情熱的な
ピアノサウンドもいい感じです。
アルバム全体を通してサウンドがとても個性的で、鳴っている楽器を聴いているだけでも楽しい作品になっています。
バラードはやや凡庸な印象も受けるけど、それを差し引いても十分満足できるアルバムでした。
もっと日本でも人気が出て欲しいな。
- ネリー・ファータド, アティチュード, ティンバランド
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