今日はINDIA.ARIEの3枚目のオリジナルアルバム「TESIMONY;VOL.1,LIFE&RELATIONSHIP」の紹介です。

彼女といえば2001年にリリースされた1stアルバム「Acoustic Soul」が大きな話題となり、

グラミーに7部門ノミネートされながら、全く受賞できなかった(このときはアリシア・キーズが5部門受賞)ことが

すごく鮮明に印象に残っているのですが、続く2ndアルバム「Voyage To India」は、翌年のグラミーで2部門を受賞と

見事栄冠に輝いたソウル、R&Bシンガーです。僕はアリシアも大好きなのですが、インディアの人肌のぬくもりを

感じさせるアコースティック・サウンドもとても好き。そしてこの「TESIMONY;VOL.1,LIFE&RELATIONSHIP」は

彼女にとって4年ぶりの3rdアルバムです。


アルバムは情熱的なピアノのメロディーが印象的で、「LOVING」と名づけられた短いイントロ曲からスタート。

このアルバムではこのイントロが「LOVING」で、途中のインタールードが「LIVING」、後半のアウトロが「LEARNING」、と

韻を踏んだ構成になっていてタイトルも「愛・生・学」と、真面目なインディアらしく、

なにか文学的な感じです。


イントロに続いてはインディア自身が担当しているというトランペットの音色が哀愁漂う雰囲気の「These Eyes」。

じっくりと音楽に引き込まれていく感じです。そして続く「The Heart Of The Matter」は一転して、

力強く未来に向かっていくような明るいメロディーが印象的なバラード。これはイーグルスのシンガー、ドン・ヘンリーという

人のカヴァー曲だそうです。


4曲目は「Good Mourning」。念のため言っておきますが、「Morning」じゃなくて「Mourning」でこの曲のつづりはあってますニコニコ

アンニュイなボーカルで、失った恋の痛みを歌っています。イントロのペンで字を書くときに出る音のSEとか、中盤の

ストリングスが印象的です。アルバムの中でも好きな曲のひとつです。

そして、続く「Private Party」では彼女が敬愛するスティーヴィー・ワンダーの「Happy Birthday」をサンプリングした、

自分への「誕生日おめでとうソング」になってます。


他に好きなのは、戦争や差別のない平和な日常に対する思いを歌った穏やかなメロディーの「INDIA SONG」、

「人には誰しも間違うことがあるけれど、それを許すという寛容な心を持ちましょう」ということを歌った「Wings Of

Forgiveness」、アコギ一本で軽やかに歌われるカントリー調の「SUMMER」、さらに、AKONをフィーチャーした

Hip-Hop風の「I am Not My Hair」もいいですね。この「I am~」では「人にとって大切なのは髪形や見た目などの

外見ではなく中身なのである」ということを歌ったナンバー。黒人であるインディアだからこそ伝わってくるメッセージ

ソングとなっています。


他にもゴスペル風のコーラスが入りながらも、アップテンポでファンキーな「Better People」、

ロック・ソウルよりのアレンジが、インパクトのある「I Choose」、さらにはボーナストラックのあとに

隠しトラックとして「This Too Shall Pass」まで全18曲と盛りだくさんながら、

決して冗長さを感じさせない陽だまりのような優しくあたたかいアルバム晴れ

になっていました。


ところでこのアルバムはタイトルを見てお分かりのとおり「TESIMONY;VOL.1,LIFE&RELATIONSHIP」と、

続編を示唆する内容になっており、2007年のリリースを目標に準備がされているとのこと。

楽しみに待ちたいと思います!

インディア.アリー
テスティモニー:VOL.1-ライフ&リレーションシップス