今回はKiKiの2ndアルバム「This Is Me」の紹介です。
彼女はアメリカ本国では2004年9月にデビューをしましたが、日本では昨年末にリリースされた
日本企画アルバム「Let Go」でブレイクしたゴスペル、R&Bシンガーです。
この2ndについては、日本では「Let Go」から半年くらいしか経っていないので、ずいぶん早い印象を受けますが、
本国では1stから2年弱たってのリリースなんで「特に早くも遅くもない」と言った感じですね。
さてさて、アルバムは「Let Go」をほうふつとさせる、ノリのいいR&Bチューン「Yes」からスタート。
ま、ほうふつというか「Let Go」とほぼ同じ路線なんですけどね
。
詞についても「自分を信じて。やればできる!」という前向きなメッセージに溢れた曲。
続く「You」はとても爽やかなポップチューン。夏の季節にとても合います。
サウンドの主導権を握る、ゲーム音楽みたいなピコピコした、シンセサウンドも
印象的です。
「You're The Only One」はクラップも軽快な、R&Bダンスナンバー。非常にポップながら
他の曲と同様ゴスペルらしく、唯一無二の存在の神への敬愛を歌っています。
続く「Get Better(It's Not Over)」はクールなマイナーメロのR&Bチューン。
歌唱力を生かした自在なフェイクや、ソウルフルなシャウトもとてもかっこいいです。
勢いのある曲が続いたあとの5曲目「This Is Me」は、ミッドテンポの落ち着いたR&Bナンバー。
この曲で聴かれる彼女のボーカルはウィスパー気味で、いつものパワフルな彼女とは
一味違った優しさやはかなさも感じられて◎。曲後半にかけてボーカルがダイナミックになっていく展開も好きです。
うまくいっているときも、そうでないときも常に自分を見守ってくれている神への感謝を歌っています。
他にすきなのは、彼女の弟、J.ドリュー・シェアードとの共同プロデュースによる「Have What You Want」。
この曲はボーカル、コーラスが浮遊感溢れる感じになっていて不思議な仕上がりになっています。
姉弟でラップも担当してます。
他には、世の多くの遊んでいる女の子とは違って、自分は敬虔なクリスチャンで、神の信仰を
貫いていくということを歌っている「Wrong Things」、音の上下の少ないメロディーがクールな感じを引き立てる
シャッフルナンバー「Get Yours」、なんだか2ndの頃のアギレラも歌いそうなパワフルな「Scream」、
あたりがオススメです。
ベースがゴスペルなんで、詞には「神」がたびたび登場し、そこがうっとうしく感じる人もいるかも
しれないけど、本格ゴスペルではなく、アーバンゴスペルだし、曲に関してはほとんど
R&Bと変わりないので、R&B好きな人には誰もが楽しめるんじゃないかな。
大傑作ではないけど安心して聴けるという意味ではオススメです。