今日は久しぶりにBoAをピックアップ。これは2年前発売の3rdアルバムです。
BoAは今年に出た4thアルバムも大人っぽく成長していて好きだったんだけど、
こちらはなんだか、力強さのあるかっこいい作品になってました。
アルバムは、「なんでそこまで気張って歌ってるんだろう?」って思うほど力のこもった
ボーカルが印象的な「Rock With You」からスタート。曲中のシャウトもワイルドで、かつ
ビートも重たいダンス・ロックチューンと言った感じになってます。それまでのダンスポップ
とはちょっと違いますよ~ということのアピールだったんかな。
けれども、続く「Shine We Are!」では、一転して夏の光を感じるキラキラポップへと
転換。1曲目と2曲目の色合いが全然違うことに結構驚きましたね。けれども、
ロックな感じも、「Shine~」みたいなとことん明るいダンスポップも、それまでのBoAには
少なかったから新機軸だなと思いました。
さらに「SOME DAY ONE DAY」では大人っぽいクールなヒップホップチューンに乗せて、
m-floのVERBALとコラボするナンバー。彼女とm-floの相性はバッチリですね。
他にも彼女が作詞に関わり、ひとりよりも二人でいる心強さを歌った「LOVE&HONESTY」、
過酷な日常を忘れて、真夜中の時間だけでも自由に楽しもう、という「Midnight Parade」、
葛谷葉子作曲による音数の少ないしっとりしたR&Bチューンの「Song With No Name~名前の
ない歌~」、未来への希望を歌った優しい雰囲気のポップチューン「Milky Way~君の歌~」、
それまでの作品より詞的にもサウンド的にも若干大人っぽくなった印象も
与える作品が増えました。
ただ、やっぱりBoAの真骨頂は、切れのあるダンスパフォーマンスが見えてくるような楽曲で、
このアルバムで言うと6曲目「Be the one」~10曲目「DOUBLE」の流れは一番好きですね。
なかでも、「Be the One」は、強いビートに乗せて「ひとつになる」ことへの強い欲望や衝動を描いた
ラブソング、「EXPECT」は前へ進む時のパワーを感じさせる疾走感溢れるナンバーになっています。
また、「OVER~acrosss the time~」では寂しげなギターのイントロから始まり、
ボーカルも他の曲よりも若干切なさのニュアンスをプラスした感じになっています。先行きの見えない
暗く寂しい中でも「愛」の存在を信じようとする主人公を描いています。ハイトーンなフェイクも
聴き所のひとつですね。
さらに「心の手紙」は彼女には珍しい日本語のタイトルの作品。内容は、遠く離れてしまった恋人に
対して、憎しみではなく、これまで一緒に過ごしてきたことへの感謝の気持ちを歌ったダンスチューン。
そして「DOUBLE」もパワフルなボーカルが冴えるダンスチューンですが、詞の中の
「何もしないよりも、求め悔やむほうがいい」という部分は好きですね。
何事に関してもそうだけど、指をくわえて、ただただチャンスをやりすごすよりも、
失敗してもいいからぶつかっていく気持ちの方が大事ですからね。
このアルバムを通して感じるのは、このころから彼女自身、だいぶ歌に対して感情を込めて歌えるようになってきたのではないかな?ということ。ただ日本語で歌うだけでなく、歌の主人公の微妙な心情も
表現できるようになってきたと思います。
デビュー前から韓国の事務所で厳しいダンスや歌のレッスンを受け、また、言葉の勉強も相当したのでしょうけど、ここまで上り詰めるには計り知れない努力もあったんだろうな。ただ彼女をはじめ、Kにしろ
ユンナにしろあんまりそれを感じさせないのが不思議です。
- BoA, VERBAL
- LOVE & HONESTY