今日はミネアポリス出身の4人組ポップバンド、Spymobのメジャー1stアルバムの紹介です。

彼らは約10年前からインディーシーンを中心に活動を続けてきたものの、芽が出なかったものの、

2002年に、ネプチューンズのファレル・ウィリアムズから、N.E.R.Dの1stアルバム「In Search Of」の

レコーディングに参加しないか、との声がかかり参加したことから、転機が訪れ、

2004年についにメジャーデビューを果たしたという苦労人バンドです。


なんでも、ネプのファレルがあるとき偶然、彼らの音源を聴いて大変気に入ったのがコラボする

きっかけとなったとかで、一見、ヒップホップやR&Bをバックにもつネプと、ポップ・ソウルミュージックの

Spymobは接点がなさそうなんだけど、N.E.R.Dでファレルたちが試みた、ヒップホップとロック、ポップなど

ジャンルを超えた音楽の中で、Spymobの音楽に共鳴するところを感じたのかもしれないです。


アルバムは未来(西暦2040年)への思いを馳せる、広がりのあるソウルミュージック「2040」からスタート。

続く、「It's Gets Me Going」では飼い猫になって、ご主人様と暮らす気持ちを歌った、変わった視点の

ピアノ・ロックになっています。


他にもベン・フォールズを思わせるキラキラしたピアノのソウルナンバー「Sitting Around Keeping

Score」、軽快なドラムの音色で始まるダンスナンバー「Stand Up&Win」、ファルセットを駆使した

ボーカルで、彼女との幸せなドライブを歌った「Walking Under Green Leaves」、

マリンバの音色を効果的に使っている「On Pilot Mountain」、

爽やかなコーラスが印象的な「Fly Fly Fishing Poles」など、これからの季節にピッタリの

爽やかでソウルフルなピアノロックが揃っています。


アルバムを通して非常に聴きやすい感じになってるのですが、欲を言えばもうちょっと

いろんなジャンルの音楽にもチャレンジして欲しかったかな。そういう意味では

ボートラの「Give Us A Chance To Call」なんかはブルース寄りで結構意外性はありました。

あとはもうちょっと抑え目のバラードが数曲あったら味が出たかも。


けれども、ネプが惚れるだけあって、メロディーセンスは抜群だし、何より聴いてて楽しいし、

まさしく「音を楽しむ」って感じがするアルバムでした。ジャケットも結構好きでした。

次のアルバムが出るのかどうかはわかりませんが楽しみにしていたいです。

スパイモブ
sitting around keeping score