今日はTHE BLACK EYED PEASの4thアルバム「MONKEY BUSINESS」。

僕は03年の3rdアルバム「ELEPHUNK」で初めて彼らの音楽に触れて、

「Let's get retarded」など大好きになったのですが、このアルバムでも

クオリティの高い、ポップで楽しいヒップホップ、R&Bを聴かせてくれます。

「MONKEY BUSINESS」にはいんちきとか、子供だましという意味があるけど、

そんなことはもちろん無く大人も楽しめるアルバムです。


アルバムは映画「パルプ・フィクション」(知らないけどあせる)のメインテーマ「Misirlou」を

サンプリングしたという、GS風な「デケデケデケデケ~」したギターの音色が

印象的な「Pump it」からスタート。この曲のハイテンションなボーカル聴くだけで

グイッと世界に引き寄せられて、楽しい音楽が始まる予感がします。


それに続く「Don't Phunk With My Heart」は紅一点のボーカル、Fergieを

フィーチャーしたエスニック調のポップソング。80年代っぽい感じです。

このアルバムでは他にも80年代風の、ちょっと懐かしい感じのサウンドが見受けられます。


アルバムで好きなのはまず、Justin Timberlakeをフィーチャーした、Timbalandの

プロデュースによる「My Style」。この曲のなんとも言いがたいヘンなビート感は

クセになりますね。アップテンポじゃないし、アラブの民俗音楽みたいなサウンドだけど、

ついつい聴いちゃうサウンドです。


他にも爽やかなアコースティック・ギターの音色が彼らには珍しい感じがする「Don't Lie」、

エレクトロポップな「My Humps」(Fergieのラップがキュート)、ダンスホールサウンドの

「Dum Diddly」など、ヒップホップをベースに自由自在に色んな音楽を

楽しんでいることが伝わってきます。


そんな「自由な空気」が一番伝わってくるのが、サーフミュージック界のカリスマ・ミュージシャン

Jack Johnsonと組んだ「Gone Going」。まず、ヒップホップと、サーフミュージックという

正反対に思えるアーティストが一緒に音楽をやるってところが意外性が高いし、

この曲のなーんだか、のーんびりとした、ポカポカした雰囲気も、遊び心の多いトラックの中では、

「ほっと一息」みたいな気分になれるし。かなりJack Johnson色の強いピースフルな

曲だけど、たまにはこういうのもアクセントになっていいかも。


また、「BEBOT」ではapl.de.apの母国、フィリピンの言葉であるタガログ語を使った、変わった語感のラップを

披露しているし、ここら辺も、個性的でおもしろいところかな。


まぁ前作における「Let's get retarded」ほどの何度も聴きたくなるようなヤミツキ曲は無かった気は

するけど、色んなジャンルの音楽を聴かせてくれるから確かに飽きない。アルバム後半も
STINGをフィーチャーした「UNION」、クールなダンストラックの後ろで鳴り続ける、控えめなピアノの音色がいい感じの「Do What You Want」(ボーナストラック)、ちょっぴりサイケなロックサウンドの「Make Them Here You」(ボーナストラック)など、全18曲盛りだくさんのアルバムでした。

ブラック・アイド・ピーズ, ジャスティン・ティンバーレイク
モンキー・ビジネス