今日はアイルランド出身の兄弟4人組バンドTHE CORRSの4枚目のアルバム

「borrowed heaven」を紹介します。

彼らは95年にデヴィッド・フォスターのレーベルよりデビュー、2000年には「breathless」の大ヒットも

あり、世界的に大ブレイクしました。


彼らの特徴は北欧出身らしい、ケルトサウンドと、爽やかなポップ・ロックサウンドの融合です。

メロディーラインも美しく、いつ聴いても爽やかな気分になれる曲が多いです。


アルバムは「SUMMER SUNSHINE」からスタート。タイトルどおり爽やかなポップナンバーです。

ただ、詞をよく読むと、幸せな愛の歌でありながら、どこか恋の終わりの不安も感じているという

微妙な部分もあったりして…。曲調だけみてたら想像もつきませんが。


続く「ANGEL」も開放的なケルトサウンドなんだけれど、実は彼らの母親のことを思って作られた曲。

彼らのお母さんは、前作の制作期間中に亡くなったそうで、この詞には母親への感謝の気持ち、

誇りに思う気持ちを歌っていて、彼らの優しさが良く伝わってきます。


特に好きなのは、爽やかなサウンドが多い中、スクラッチ音やら、ヒップホップっぽい

アレンジを随所に施した「HUMDRUM」、U2のボノが手がけた美しくかわいらしいジャズ風の「TIME

ENOUGH FOR TEARS」、1曲の中でサウンドの雰囲気がアイリッシュサウンドから、

ゴスペルサウンドに変わっていく展開が珍しい「BORROWED HEAVEN」です。


上記の曲なんかはアルバムの中で非常にアクセントになってると思いますね。見た目も

音楽性も爽やかな彼らだけども、爽やか一辺倒じゃなくて、幅広い嗜好性があるんだよ

ってのがわかるのがこの3曲だと思いますね。


他にも長女のシャロンの奏でるヴァイオリンの音色も印象的な、しっとりしたバラード

「LONG NIGHT」、イントロの美しいシンセの音色が、シンプルながら心に残る「GOODBYE」(これも

母親の死を受けて書かれたナンバーながら、「ANGEL」とは逆に、死を受け入れられずに

悲しんでいる様子を描いたもの)、彼らのルーツであるケルト音楽へのリスペクトを込めて、

優しく大きなメロディーの世界を存分に届けるインスト曲「SILVER STRAND」、

国内盤のみのボートラながら、子供たちへの愛と、平和を願う

気持ちを歌ったバラード「MIRACLE」あたりがオススメ。


これから5月にかけて気持ちいい季節に大音量で聴きたいサウンドです。

ザ・コアーズ
Borrowed Heaven