今日はAlicia Keysの2ndアルバム「the diary of alicia keys」の紹介です。

僕はR&Bアーティストの曲は大好きでよく聴きますが、アリシアのこのアルバムに関しては

別格という感じがします。国内盤はボートラも含めて16曲入っているのですが

捨て曲もまったくなく、名曲のオンパレードとなっています。


アルバムはアリシア作の、情熱的なクラシック風のピアノのインタールード「HARLEM'S NOCTURNE」から

幕を開けます。


続く「KARMA」はよりを戻そうと言い寄ってきた彼氏に冷たく突き放す詞が印象的なナンバー。

ストリングスのスリリングな音色とホーンの重厚なサウンドがインパクトあります。


そして、続く「HEART BURN」はティンバランドプロデュースの、アップテンポでソウルフルな

ヒップホップナンバーです。アリシアのなかなかワイルドなシャウトも聴ける1曲です。


他にも彼女が、すごくリスペクトしているという、Tony!Tony!Tone!をフィーチャリングした切ないメロディーのピアノバラード「DIARY」、スケールの大きな歌い回しが印象的な「WAKE UP」、他の曲に比べて

比較的高いキーで歌い、そして自分の歌声を早回しサンプリングして使った構成もインパクト大の

「SO SIMPLE」、「WHEN YOU REALLY LOVE SOMEONE」、70年代の名曲のカヴァー「IF I WAS YOUR WOMAN/WALK ON BY」 などなど名曲ぞろいです。


そして特に好きなのが「YOU DON'T MY NAME」。カニエ・・ウエストによるプロデュースのナンバーです。

この曲はMain Ingredientの「Let Me Prove My LoveTo You」使いのバラードなのですが、上品なピアノの

音色と、メロウなトラック、そしてアリシアの歌唱があいまって、流れ出すとその世界に

引き込まれる1曲です。


そしてオールディーズのソウルフルナンバー「IF I AIN'T GOT YOU」も歌詞が素晴らしいし、

また、彼女の情感のこもった力強いボーカルがかっこいい曲です。


他にも日本盤のボートラには、ちょっと、他とは毛色の違うエッジのきいたナンバー「STREETS

OF NEW YORK」も収録されていて、こちらもなかなか面白いです。この曲ではNasとRakimが

フィーチャリングされてます。


R&Bは欧米で人気があるのはもちろんのこと、最近は日本でもだいぶ認知度も上がったし、

いろいろなアーティストがいますが、この人の世界はホントに独特。ダンスやヒップホップに

つながるアーティストとは一線を画し、ピアノとその表情豊かなボーカルで聴く人の心を

揺さぶるタイプのアーティストだと思います。スタイルは70年代のソウルを踏襲しているので

新しさはないですが、じんわりと心に伝わってくるし、いつまでも聴き続けたい一枚。

この時代にアリシアに出会えてよかったな、それくらいに思える大切なアルバムと

アーティストです。

アリシア・キーズ
ダイアリー・オブ・アリシア・キーズ (通常盤)