今回は、安室奈実恵の4年前にリリースされたベスト盤を今日久々に聴いてたので
紹介します。
このアルバムは彼女が産休後、復帰シングルとなった99年の「I HAVE NEVER SEEN」から
2002年の「I WILL」までの主なシングル曲を中心に収めたベストアルバムとなっています。
ただ、ベスト盤といっても12曲中、4曲がボーカルとり直し、2曲がリアレンジ、5曲が新ミックスと
なっているため、オリジナルとは聴き心地が違う感じになっていて、それだけでも楽しめます。
この頃の安室ちゃんって、完全小室プロデュースから徐々に軸足をずらして、Dallas Austinの
プロデュースを受けてみたり、作詞を自分で担当したりと、全盛期に付きすぎた「小室-ダンスミュージック」のイメージからの脱却を試みようとしているときです。楽曲もだいぶブラックテイストは濃くなってますが、まだ、大半の曲が小室(もしくはそのブレーン)の曲だし、自分の場所を見つけ切れていない感じもするところはありますね。ただ、このころの試行錯誤があるからこそ、ブラックミュージックの魅力を
掴んだというのもあるんだろうし、その後のSUITE CHICや「Style」につながっていくんですしね。
大切な時期です。いい曲も多いし。結構好きな曲がそろってます。
1曲目「Say the word」は彼女作詞のナンバー。前向きな詞がいいとおもうんですが、オリジナル
ヴァージョンではあった「この場所から未来へ」という詞はなぜかカット。
2曲目は愛の強さを歌った「RESPECT the POWER OF LOVE」。この曲もポップで好きな1曲ですが、
確かこの曲がシングルでリリースされた頃、彼女のお母さんの不幸な事件があって、それでも
けなげに歌う安室さんが印象的だった記憶があります。
そして「NEVER END」。これも好きですね。未来に向けてゆっくりと生きていくような優しいメロディーの
バラード。辛くて涙を流す日でも、強く生きていかないといけない、という部分の詞は説得力があります。
ただこれまたオリジナルではあった三線の音色が抹消されている点は残念
。
他にもオリジナルよりもビート感が強調された「PLEASE SMILE AGAIN」、なぜか「てぃんく」
って発音してる場所が数箇所あるバラード「think of me」、ダラス制作のR&B「SOMRTHING'BOUT THE
KISS」、song+nationでの共演となったVERBALとの「lovin'it」あたりもおすすめ。
そして、一番すきなのはシンセの、POPなサウンドながら必要以上にキラキラすぎず、クールな
大人っぽいノリも感じる「no more tears」かな。
そしてラストの「I WILL」は安室さんからファンに向けて感謝の気持ちを伝えたかったという
バラード。6分40秒にも及ぶ壮大なバラードでストリングスの音色が印象的です。
「いつまでも変わらずに応援してください」というメッセージですね、はい。
…ってなわけで、今の充実期につながる重要なポイントとなる作品もみられるベストになってます。
この頃があるから今がある。ってとこかな。それにしても安室ちゃんはいつも挑戦する気持ちが
強くていいですね。全盛期のイメージにとらわれることなく新しいことに挑戦していく力強さ。
尊敬します!
- 安室奈美恵, NAMIE AMURO, Eiji Isomura, Tetsuya Komuro, Sheila E., Lynn Mabry, Takahiro Maeda, Dallas Austin, Junko Kudo
- LOVE ENHANCED - single collection