今日はおととい発売されたばかりの、THE STREETSの3rdアルバム「the hardest way to make an
easy living」を紹介します。
ザ・ストリーツことマイク・スキナーは「イギリス版エミネム」「UKガラージロックにおけるボブ・ディラン」と
称される、イギリス出身のシンガー・ソングライター。僕は彼のアルバムを買ったのは
これが初めてなんですけど、すごく聴きやすくて、ポップな作品になっています。
また、詞はドラッグや、アルコールにおぼれてボロボロになっていく心の様子や、
男と女の恋の駆け引き、そして女性ポップスターとSEXやドラッグを楽しんだという話…
などなど、なんだか破天荒な内容なのですが…。これがすべてマイク・スキナーの
実話だというから驚きです。ホントかなぁ
ていうような内容の詞がならんでます。
アルバムは「Prangin Out」からスタート。この曲はドラッグにおぼれて、どうしようもなくなった日常を
歌いつつ、「これではダメだとわかっているけどやめられない」というようなことを歌った、先の見えない
闇の中にいるようなナンバー。ドラッグにおぼれる彼を、マネージャーがぶん殴るというリリックが
とても面白いです。
続くはうってかわってラテンテイストの「WAR OF THE SEXES」。これは好きな女性(しかも
彼氏持ち)へのアプローチの仕方を伝授?する、変わった内容のナンバー。男と女のかけひきについて
若干エロい詞も挿入しつつ語っておられます
。
こうかくと、ろくでもない詞ばっかり歌ってそうなイメージですが、「The Hardest Way To Make An Easy
Living」では、今の自分の音楽活動を客観的にみつめて、「らくらく儲けるのはちっともラクじゃない。
毎日ちゃんと頑張って働かないと…」と自分を奮い立たせるナンバーになってます。
5曲目の「Memento Mori」はミスチルも使った「メメント・モリ」という言葉をタイトルにしたヒップホップ
ナンバー。ハンドクラップもクールなナンバーです。「メメント・モリ」とは「人間は誰でも死ぬ」という
ラテン語なんだけど、彼は「人間死んだらおしまいなんで、富をいくら築いても意味はない」と
いいきってます
。どうせ死ぬなら、貯めても退屈だからいろんなものを買いまくる~っていう
豪快な詞になっております。
こんな感じでかーーーーーんなり、個性的なリリックだと思うんですが、トラックがむっちゃポップで
しかもこってるので、聴いてて楽しめるし、全然いやな感じがしない。あと、1曲ごとにバッキングボーカル
のアーティストを変えて、聴き心地に幅を持たせています。
他にも、MTVに出演するようなポップアーティストとの、ドラッグやセックスの経験を歌ったヤバ度数
高めのデジタル・ポップ「12.WHEN YOU WASN'T FAMOUS」、美メロのアコースティックバラード
「NEVER WENT TO CHURCH」、現状に対する不満をいろいろ述べたあとで、サビで「目の前の状況に不満なら何かを変えないといけない。考え方を変えねばならない」と前向きなメッセージを込めた
ライブ風の「Fake Streets Hats」などオススメ。
言われるようなエミネムよりはかなりポップだと思うけど、刺激的なリリックはなかなかインパクト大。
楽しいアルバムでした。