今回はNiveaの2ndアルバム「complicated」の紹介です。

彼女はアトランタ出身の23歳のR&Bシンガーです。


彼女の魅力はその高い歌唱力にあります。

地元の聖歌隊で鍛えたというだけあって、歌は上手くて、また表情も豊か。

高いスキルを持った歌い手さんだと思います。


そんな彼女のアルバムは静かな雨音ととゴスペル風のボーカルを挿入したインタールード

「Rain」から幕を開けます。そしてそのまま、雷鳴のSEからはじまる、2曲目でアルバムの

タイトルチューンでもある「complicated」へと続いていきます。

この曲は「あなたなしではいられない、絶対に離さない」と歌う力強いラブバラード。

夫であるテリアス・ナッシュとの共作になっています。


続く「okay」はリル・ジョンとYungBloodZ(J・ポー+ショーン・ポール)をフィーチャーした

クランク&Bナンバー。この曲は大好きですね。シアラの「Goodies」もリル・ジョンの

クランク&Bで、好きな曲だったけどそれと同じくらいカッコいいナンバー。

ショーン・ポールを起用してることもあってダンスホール・レゲエ風味も加味されてます。


他に好きな曲は「parking lot」、名曲「You are Everything」を大胆にサンプリングした、

しっとりした雰囲気の「I Can't Mess with You」、後半にいくにしたがって、

ファルセットも駆使したハイトーンなボーカルを聴かせる「Breathe(Let it Go)」、

同郷の女性ラッパー、ラシーダをフィーチャーしたかっこいいミドルテンポのナンバー「Quickie」、

アジアンテイストのミステリアスなビートに乗せた「Indian Dance」など。

特に「Indian Dance」は曲調も他の曲とは違って、少し熱を帯びた感じになってて、

印象的ですね。でも激アツというよりは、クールに乗れる大人っぽい雰囲気。

この曲は歌詞の歌いまわしもかわいくて好きですね。


そして面白いのは前のマネージャーとの確執をもとに書いたという「No More」。

信じた人からの裏切りや、人間関係の難しさを正直に歌っています。

前マネージャーとの間には修復しがたいトラブルがあったんでしょーが、

それだけ彼のことを信用していたから裏切られたときの怒りや悲しみは大きかったんでしょう。

感情を吐き出すようなボーカルにすべてが表れてます。


他にはスパニッシュギターのサウンドが印象的な、熱いナンバー「Gangsta Girl」も好きですね。

この曲にはR.ケリーがフィーチャーされてます。

そして日本盤のボートラ「My Fault(Ghetto Apology)も好きでした。これはIsley Brothersの

「For The Love Of You」をサンプリングしたクールなナンバーです。


…という感じで、アルバム全体を通してみると、典型的なアメリカのR&Bで、大きな

個性というものもない気もするんですが、そつなくまとまっていて

聴きやすいアルバムだとは思いました。

ニヴェア, リル・ジョン, ヤング・ブラッズ, ドリーム
コンプリケイテッド(期間限定)