お次のレビューは、恥ずかしながら「あやや」でございます。
いい年して、あややかよーって感じですが、結構好きです。というわけで、2年前リリースの3rd
アルバムを紹介します。
さて…まぁ、いくら好きだといっても、さすがにライブは行きたいとは思わないんですけど
、音楽的には結構才能ある人だと信じて疑わない存在です。いまは、なんだかCMタレントとしての価値が急騰して、逆に
歌手としての価値は急降下中のような気もしますが、もっと歌で注目されて欲しい人です。
このアルバムにしても、前作「T・W・O」でセールス的なピークを迎えて、早くもこのアルバムでは
下降線を辿り始めてたんですが、内容的にはこっちのほうが成長が見られて好きかなと。
アルバムは「GOOD BYE 夏男」からスタート。ただ、この曲は詞がアホっぽいんであんまり好きじゃないです
。ただ、巻き舌ボーカルと無意味に高速なビートが、聴く者をグイグイひきつけるヘンなパワーを持った曲ではありますね。
で、続くは「GET UP! ラッパー」。えっと、これは数年前のハロプロシャッフル企画「SALT5」で
やった曲の、松浦ヴァージョンですね。もうハロプロユニット自体にパワーもなく、この曲も
知らなかったわけですが、こういう曲が入ってると、なんか「曲数稼ぎ」のような気がして、
少し寂しい感じもしますね。ただ、曲自体は面白くて、パーカッションやらハンドクラップが
いっぱい入ったにぎやかなサウンドに、表情豊かなあややのボーカルが乗っかってて、表現力の
高さを感じさせる曲です。
次の「可能性の道」はいい曲で一番好きですね。これは、「自分の可能性を信じよう」という
ありきたりっちゃー、ありきたりの詞ではありますが、この頃ヘンなクセの付いていた松浦さんの
ボーカルが、この曲では矯正されて素直な感じになってます。だから詞が伝わりやすい。
もともと歌はうまい人ですからね。サウンドもシンプルなバンドサウンドだし。
で、次のシングル「ね~え?」はかわいいですね。この曲は曲間に挟まれる「ドーン
」っていう
太鼓の音がユニーク。以上。
そして、次の「オリジナル人生」はジャズです。これまた上手い。自分らしく生きようという
前向きメッセージソングなんだけど、フェイクも自由度が高くて面白いナンバー。
そして、「恋してごめんね」も好きなナンバー。これは「彼氏以外の人を好きになってしまった。
ごめんね」という詞なんだけど、「ごめんね、で済ますなよ
」という感じのロック・ナンバー。
これまた楽しく歌ってるんだなぁというのがわかる、ノリのいいボーカルになってます。
他には「私と私と私」あたりも好きですね。落ち着いたミディアムテンポのポップナンバーで、
自分はいろんな面をもってるけど、どれもほんとの私だ、という詞です。
あと、「涙のわけ」でモーニング娘。のことを詞に盛り込むあたりもつんくの詞の冴えを感じるところかな。
そして「LOVE TRAIN」は珍しくウィスパーボイスのボーカルがキュートな1曲です。
全体的には、彼女のボーカルの個性を活かし、少し大人になった詞世界が楽しめるアルバムだけど
何故か、前作で収録された「Yeah!めっちゃホリディ」の意味のわからないRemixが
入ってたりと、「GET UP!~」と同じような曲数稼ぎがあるのは残念かなぁ。
まぁ、楽しいサウンドではあるんだけど、それなら別の曲作ってあげればいいのに…と思いました。
余談ですが、初回盤のジャケットは振袖姿でした。かわいーです。
そして、最近の松浦さんは大人路線を突き進んでるんですが、次のアルバムは
どうなるんでしょーか。歌うまいのはよくわかるんですが、落ち着くにはまだ早い気も
します。ルックスも時によってむちゃ老けて見えるので…。そこも気になるポイントです。
絶頂期は「ハロプロの中で歌手として大成するのはあややしかいない」、と思ったのに
残念な結果になってしまいそうな現状ですが、もう一度個性を生かしたポップな曲で
飛躍して欲しい感じです。
- 松浦亜弥
- ×3