本日2本目のレビューは宇多田ヒカルの3rdアルバム「DEEP RIVER」です。
そろそろ桜のシーズンだなぁ…と思ってたら、久々に「SAKURAドロップス」を聴きたくなり、
ラックから取り出してました。
この曲のイントロのドラムロール、すごく好きなんですよ。人は失敗したり、恋に破れることも
あるけどそれでも生きていかなくてはいけない、という当たり前だけども、力強い詞にあってると思うし。
他の曲に関しても、彼女の頭のよさ、柔軟さを示した詞、幅広いサウンドアプローチ…と
それまでにリリースしてきたアルバムの中では一番まとまりのある作品だと思います。
デビュー曲「Automatic」から時代をリードし続けた彼女が、一番の高み、そして逆に一番の深みに
到達した感がありますね。
好きな曲はボーカルを何重にも重ねたコーラスがビートを後押しする「Traveling」、
詞が深く、自分らしく生きることの大切さを歌った「Deep River」、なかなか会えない
恋人同士の気持ちをうまくつづった「Letters」などキャッチーな曲なんですが、
一番すきなのは面白いのビート感を持った「プレイ・ボール」、「東京NIGHTS」あたり。
特に「東京NIGHTS」は東京で自分探しをする若者の葛藤を切ないメロディーで
歌い上げてるナンバー。現状に不満は特にないけど満足もしてない、というもやもや感を
うまく表現した詞が◎。
他には切迫した切ないボーカルが印象的な「A.S.A.P」、珍しくロックサウンドに乗せて歌う
「嘘みたいなI Love You」などがすき。ただ「FINAL DISTANCE」については、
僕は2ndアルバムのタイトルチューンでもあるポップな「Distance」の方が
好きだったりします。「FINAL~」も別に悪くはないんですけどね。皆さんはどうでしょうか?
- 宇多田ヒカル
- DEEP RIVER