今日はドイツはケルン出身の5人組ポップロックバンドTIMID TIGERの1stアルバムの紹介です。
…っていってもまだ彼らのこと知らない人がほとんどかなぁ、と思います。
このアルバムは日本では先週リリースされたばかりで、かつ、新人さんバンドなんで
まだまだ知名度もかなり低いとは思うんですけど、
自分の行ってるCD屋さんではかなりプッシュされてました。試聴も出来たんですが、
すごくポップ。シンセサイザーの音色をふんだんに使った80年代風ポップロックになってます。
僕は1曲目「Combat Songs&Traffic Fights」を聴いただけで、かなり気に入ってしまい
購入しました。この曲はベースラインは基本的には「踊れるロック」になってて、
フランツ・フェルディナンドなんかが好きな人にもはまるサウンドだと思うんですけど、
彼らとの決定的な違いはシンセを中心に使ったキラキラしたサウンドであること。
またボコーダーを使ったり、いろんな効果音を使ったりと、かなり「楽しさ」を
追求した音作りになってるので、あまり深く考えずに楽しめる…そんな陽気な作品です。
あと、変わってるのが詞。バンド名にもなってるTimid Tiger(臆病なトラ)をキャラクターにし、
彼の冒険を語っていく、コンセプトアルバムにもなっています。このトラは、メンバー5人の
分身で、彼らの思いや経験を投影しているんだとか。このトラのキャラがブックレットにも
描かれてるんですが、かわいいので、下にも載せときますね。また、トラなのに「臆病」っていう
設定も面白いと思います。そんなこんなでいろんな意味で!結構異色のバンドかもしれません。
←かわいい!Timid Tigerのキャラ。オススメは先述の「Combat Songs&Traffic Fights」、途中挿入されてる銃の音のSEが
ノリに拍車をかけてる楽しいポップロックです。この曲はオルガンの音色もインパクトありますね。
80年代のテクノポップ風の「Honolulu Beach Knights」、ゲーム音楽みたいなサウンドに
小気味いいドラムが乗っかった「Tiger is Not A Bird」、先月紹介したBENT FABRICや
ベン・フォールズっぽいピアノロックの「Mississippi Dream」、夏っぽいトロピカーるな
サウンドと「ラブボート、ラブボート~」のリフレインがかわいい「Loveboat」、ブリティッシュ・
ロックサウンドなんだけど、サウンドが夢の中にいるみたいな感じになってる「Miss Robot」、
せつないメロディーラインのポップの「Miss Murray」、珍しくストレートにロックンロールな
「Pretty Sapphire Cat」、そしてキラキラしたサウンドが多い中で、アコースティックな響きを
聴かせてくれて新鮮な「Kelly」(ボーナストラック)など。
本当に楽しいアルバムで、聴き終わるとなんだか幸せな気分になる一枚でした。
ただ、正直彼らの魅力ってどう表現したらいいのか迷います。80年代風といえば
それまでなんですけど、それだけじゃないし、ビートルズっぽくもあり、逆に
最近人気のUKロックの各バンドにつながる部分も感じたり。ちょっととらえどころの
ない感じ。まぁまだ1stなんで今後の展開が非常に楽しみ。先が見えない楽しさ
があるバンドですね。売れるといいなぁ。ジャケットもなかなかいいでしょ。
ただ、謎なのが、このアルバム、原題は「TIMID TIGER& A PILE OF PIPERS」なのに
邦題は「メロウ・イエロー&レッド」になって販売されてます。この邦題にした理由はなんなん
でしょーね
。
- ティミット・タイガー
- メロウ・イエロー&レッド