今回はElisha La'Verneの3rdアルバムです。
彼女はイギリス出身の現在34歳です。
彼女はイギリスと日本では結構人気を博してましたが、アメリカではリリースが
見送られたりと、あんまり世界的な知名度は低いようですね。
作品のクオリティは結構高いと思うんですが…。
このアルバムはR&Bやソウルミュージックをベースにした、大人のポップスを
聴かせてくれます。このアルバムは参加ミュージシャン、プロデューサーが面白くて、
L.Aの重鎮といわれるマーロン・マクレーンをはじめ、安室奈美恵やクリスタル・ケイの
作品でもおなじみのT.Kura、MISIAやACOの作品等のプロデュースで知られる
鷺巣詩郎などなど、日米英の敏腕軍団が集った強力作になってます。
いろんなプロデューサーが集まって1人のアーティストをプロデュース
するのは最近では特に珍しいことじゃないけど、これだけ日本のミュージシャンも
参加してる洋楽も珍しいかもしれません。ただ、彼女の場合はワールドワイドな
活躍、というよりはエリアを限定して活動してる感じだし、曲調も
むずかしい音楽というよりは日本人の琴線をくすぐるような「せつない系」の
メロディーが多いから、そこが日本で受けたのかも。宇多田ヒカルやMISIAあたりを
聴いて、はじめてR&Bに触れた人向けの洋楽…そんな感じです。
まぁ、彼女のいまのアーティスト契約はエイベックスが担当してるみたいなんで、
日本受け狙いになるのも当然か
。sweetboxみたいなプロダクトなんかなぁ。
一番好きなのは切ないアコースティックギターのイントロが味わい深い
バラード「You Are The One」、LA在住の日本人、Tsuyoshi ''Taka'' Takayanagiが
制作に携わったミドルテンポのソウルナンバー「I Don't Mind」。いずれも彼女のエモーショナルな
ボーカルが活かされた曲だと思います。
他にオススメはT.Kuraが参加した「Should've Been True(Giant Swing Remix)」、
80年代風の「So Very Hot」、小鳥のさえずりも挿入されたイントロが印象的な
ダンスナンバー「No More Love」、珍しくクールなボーカルが聴ける
「Is It Good To You」、それからラストに収められた「You Are The One(Da Radio)」
の、オリジナルとは180度違うダンスリミックスもいいです。
ただ、いいんですけど、強烈な個性には欠けるので、なんだか「美容院のBGMで流れてそうな
洋楽」という印象は拭えず、そこが大ブレイクし切れなかった要因なのかも知れません。
…ってまだ引退はしてませんね
。たぶん…。
- エリーシャ・ラヴァーン, T.ハーン, T.トルバート, ジム・ライト
- チェンジ・ユア・ウェイ