今日は松たか子さん。「は?松たか子?」って思われそうですが、

5年位前までの、彼女の歌手活動全盛時の曲は結構好きでした。

「歌う女優さん」は他にもいろいろいますけど、その中では一番好きです。

というわけで、これは彼女の歌手デビューの97年から01年までの丸5年間のシングルを

パックした初期ベスト盤になっております。


彼女の声って結構好きなんですよね。

決して「すごくうまい!」っていう歌ではないけれども、一つ一つの言葉を大切に

丁寧に歌ってる印象があって、「歌心」が伝わる声という感じ。透明感もあるし。

サウンドもアコースティックをベースにしたサウンドで、バックミュージシャンの顔ぶれも豪華。

また、途中からは詞だけでなく曲も自分で作り出したりして、意外にアーティスティックなんです。


1曲目はデビュー曲「明日、春が来たら」。日本語的にはおかしいタイトルですけど、意味はわかるという。曲調も春の日差しを感じさせるポカポカポップス。この頃はまだボーカルがちょっと危ういのも魅力。

そして2曲目「I STAND ALONE」、3曲目「WIND SONGS」までは初期の彼女のイメージをそのまま

映し出したような、凛としたすがすがしいお嬢さんのポップスという感じ。まぁ、悪くはないけど特に

特徴もない曲です。


それががらっと変わるのが「真冬のメモリーズ」。クリスマスを彼氏のいない女の子二人で過ごすという

ありがちで寒い詞、ではあるけれども、お嬢様イメージだった彼女を、庶民的な感覚の詞に

連れてきた功績は大きいかな。また、からっとしたロックサウンドもすごく好きでした。


そして「サクラ・フワリ」は名曲。物語の始まりをイメージさせるイントロから一瞬、音が消えてブレイク後、「どこかどこか遠くへ~」という詞がくる展開が秀逸。ここからは彼女の作詞が中心になってきます。

タイトルもいいよね。

次の「ごめんね。」もいいですね。スパニッシュなギターサウンドに乗せて、好きだけど、好きなのに、

夢のために別れを考えている恋人を描いた詞。ボーカルもなかなかエモーショナル。

アルバムの中ではこの「サクラ・フワリ」と「ごめんね。」の2曲が一番オススメですね。


他にオススメはメロディーがすごく好きな恋の歌「夢のしずく」、失恋の歌で、松田聖子が

歌いそうなメロディーのバラード「桜の雨、いつか」など。


最近の彼女の楽曲はあんまり聴いてないんだけど、なんか1年に1作と言う感じで

ペースダウンしてるみたいですね。まぁ本業は女優だからコンスタントなリリースは

難しいのかもしれないけど、才能ある人だと思うので、マイペースでもいいから

いい歌を歌い続けて欲しいと思います。

松たか子, YUJI SAKAMOTO, DAISUKE HINATA, TAKAKO MATSU, TAKAHIRO MAEDA, SATOSHI TAKEBE
five years~singles