4年前にリリースされたジェイド・アンダーソンの1stアルバムの紹介です。

彼女はイギリス出身の現在25歳。このアルバムは発売当初から、日本では

かなりプッシュされてました。哀愁漂う伸びやかなボーカルとメロディーをベースに、非常に

上質なPOPSを届けてくれたシンガーソングライターです。僕、このアーティストが

非常に大好きで、このアルバムに続く新譜を待ち続けているんですけどね…。

世界的なセールスはいまいちだったんでしょうか?日本ではオリコン30位台まではきていたはず

なんですけど。ちなみにプログレバンド、イエスのジョン・アンダーソンの娘さんということでも

話題になってました。けど、別に親の七光り的な感じではなく、才能溢れた人。そもそも僕も

イエスってバンドあんまり知りません。


アルバムは波の音から始まるインスト「intro」から静かに始まり、2曲目シティーポップよりの

R&B風ナンバー「Sugar High」へと流れます。

この曲のせつないオルゴールのイントロも非常に印象的です。詞の内容は不思議で神秘的な恋人の

魅力にはまり、一途に愛していく女性の姿を歌ったマイナーメロのナンバーです。

3曲目の「Constant Talking」はうってかわって、ゴスペルっぽいコーラスも入った

軽いソウル・ミュージックを思わせる曲調。アルバム全体を通してもAORを基盤に、

ポップス、R&Bの要素も含むサウンドが並んでます。


ただ、非常によくできたアルバムながら、強烈な押しにはかけるので、

もしかしたら世界的なブレイクには至らなかったのかなぁという気がします。

「え?こういうサウンドもやるんだ?」みたいな驚きは少ないですし…。

そういう意味では、アップテンポで、スパニッシュなサウンドになっている「Frobidden

Fruit」は結構異彩を放ってるので、こういう部分をうちだしてみるともっと面白い作品になったのかも。


詞も、当時21歳だったわりには、落ち着いている感じですね。神様とか、教訓とか言う言葉も

出てくるし。だから派手さはないんですけど、なーんか心安らぐ歌声ではあります。


オススメの曲は「Sugar High」、非常にキャッチーなメロディーで、短い青春時代の輝きを歌った

「SWEET MEMORIES」、せつないメロディーに乗せて歌っている詞の内容でしっとり聴いてると、

実は、落ちぶれていく恋人をみて、「あなたのようになりたくないわ、あなたから教訓を学んだ」ということを

歌っていて、結構びっくりする「For Your Lessons」、神への感謝を歌った静かで短いナンバー

「You Held Me」などなど。


あと、ジャケットもモノクロに金字のデザインがカッコイイし好きですね。聴いたことのない人も

ぜひ聴いてみて。ヘンな癖もないし、誰でも好きになれる音楽だと思います。

ジェイド・アンダーソン
ダイヴ・ディーパー