今回はzebraheadのニュー・アルバムを紹介します。

彼らのアルバムを買うのはこれが初めてなんで、簡単に紹介しておきます…

彼らは96年にアメリカ西海岸のオレンジ・カウンティにて結成され、98年にデビューした

5人組パンク・ロックバンドで、これが4枚目のアルバムです。


僕は03年に発売された前作「MFZB」は何回か試聴したことはあったものの、

結局買うに至らなかったんですが、今回は試聴したら非常にPOPで聴き易かったので

買ってみました。すごく気に入ってます。


今作は彼らにとって大きな転機となった一枚であることは間違いないようです。

というのも、結成当時から一緒に活動してきたボーカルのジャスティンが04年12月に脱退し、

今作は新ボーカリスト、マッティを迎えて作った初めてのアルバムだからです。


バンドはジャスティン脱退後、ボーカルを探すオーディションを続け、ようやく見つけたのが

このマッティらしいのですが、彼はJANK1000というバンドのボーカルだった人らしいです。


僕はzebraheadをちゃんと聴くことじたい、ほぼ初めてなのでなんら問題はなく、また新ボーカル

マッティの声も結構好きなのでいいなぁ、と思いますが、以前から彼らを知る人たちからしたら

ボーカルの交代ってかなり一大事ですよね。バンドも大変な決断をしたと思います。

楽器パートのメンバーならまだしも、バンドのフロントマンであるボーカルが変わるということは

それまで築いてきた歴史自体が、がらっと変わることですから。言い方を変えれば、違うバンドになるくらいの変わりようかもしれません。

おそらくバンドのメンバーもボーカルが抜けたときにバンドの存続の可否も

考えたはずです。けれども、あえて解散せずに新ボーカルを迎えて、バンドを続けるというのは、

これまでどおりzebraheadの音楽の世界を変わらず作り続けて、そこにマッティという新しい風をバンド内に吹き込ませて、バンドがさらに成長する、ということを確信したからだと思います。


アルバムは1曲目「世界に告ぐ」という意味の「BROADCAST TO THE ROAD」からはじまります。ラップのアリの攻撃的なシャウトが印象的な1曲です。新しく生まれ変わったバンドの高らかな始動宣言とも言えそうな曲だと思います。

また、3曲目の「Anthem」は、すごくポップなナンバーで、「起き上がれ、楽しいときをスタートさせるんだ」という、前向きな詞が力強い、まさに頑張ろうとする人へのアンセム・ナンバー。


ファンサイトなどを見る限り、前作まではどうやら、もっとへヴィなサウンドもありつつ、ボーカル

ジャスティンの声も個性的だったらしいので、それを考えると確かに今作はヘヴィなサウンドというよりは

聴きやすいポップ・パンクなので、前が好きだった人には物足りないのかもしれないけど、

まぁ、そうは言っても仕方がないですからね。マッティがジャスティンと同じように歌っても

仕方のないことだし、そもそもアーティストは日々成長して、変わっていくものだから

こういう路線を選んだ彼らを応援していくしかないんですよね。いやだったら離れればいいだけの事だしね。


オススメの曲はギターがギュンギュンうなってるイントロがかっこいい「BROADCAST TO THE WORLD」、、胸がキュンとなるようなポップスで曲調もメロディーも、なんだかかわいい「Back to Normal」、冒頭のアリの高速ラップがカッコイイ「Lobotomy for Dammies」、アルバムの中で、

一番せつないイントロではじまったのでバラードかと思いきや、ハードに展開する美メロの「Karma

Flavored Whisky」、なんと精神状態が不安定な彼女を持つ男の歌を持つやばい詞の内容(でもスウィングビートで非常にポップな曲)の「Here's to You」など。


はじめて買うこともあり、聴く前はちょっと不安でしたが、かなり楽しめたアルバムです。

ゼブラヘッド
ブロードキャスト・トゥ・ザ・ワールド(期間限定価格盤)