今日はケツメイシの4枚目のアルバムの紹介です。

これまでKREVAやRIPを紹介したけど、ケツメイシは彼らよりもさらに、

メロディーに重点を置いたHIPHOPですね。

RIPなどの場合、歌とラップが1:1もしくは、ラップがそれ以上の割合になっていることが多いけど、

ケツメイシの場合は、まず歌があって、そこに邪魔にならない程度にMCが

入ってくるような感じ。自然な感じです。メロディーも日本人の琴線に触れるツボをもってるから、

普通のPOPSとしても非常に秀逸だと思います。


このアルバムはご存知、大ヒット曲「さくら」を収録していることもあり、

ケツメイシの現時点での最大ヒットアルバムとなってますが、「さくら」以外にもたくさん

いい曲が入ってます。


1曲目は爽やかなアップテンポナンバー「ドライブ」でスタート。この曲に関しては

「恋をしている今、それだけで嬉しい」っていう、むっちゃ若い詞なんで、そんなに

深い内容ではないんだけど、ウキウキ感というか、そういうのはよく伝わってきますね。

そして、これから楽しいアルバムがはじまりますよーという、幕開けの意味合いもあるような1曲。


続く2曲目の「歩いてく」は自分の思う道を行くことの大切さを歌った前向きなナンバー。

こんな感じで、このアルバムは前向きなナンバーが結構多いですね。

「上がる」にしても夢に向かって立ち上がろうと、いう歌だし、「朝日」は一日の始まりの

喜びを歌ったナンバーだし。


これが、若い子達のバンドだったりしたら、前向きソングばっかりで疲れるな…と思うところだけど、

彼らは20代後半~30代前半で、ちょうど僕とも同じ世代。生きていく上での辛さや寂しさを

経験した上で、それでも、ずっと立ち止まるわけには行かないから、前に進まないといけない、

というような世界。それだけにリアリティを感じます。


こんな風に、ひそかに熱い詞も結構あるんですが、「君にBUMP」のような、無条件に

楽しむためのダンスナンバーもあり(僕はシングルなら「さくら」よりこっちが好き)、自分たちの世代を自嘲的に歌いつつ、それでもパワフルで前向きな「三十路ボンバイエ」も面白いし。また、ちょっとおばかな「ケツメンサンバ」なんてのもあり、まさに硬軟織り交ぜた構成になってます。

あと、女性賛歌と思いきや、最後にオチがある「No Lady,No Life」なんかも冴えてると思います。


ただ、ラストの、戦争や政治や社会への批判などを歌った「願い」はちょっと浮いてるかな…。

こういう歌を歌いたい気持ちはわからないでもないのですが、ちょっと似合っていないというか。

言葉足らずの部分も感じるなぁ。ま、悪い曲ではないと思うのですが。


オススメのナンバーは「君にBUMP」、「上がる」、「三十路ボンバイエ」、東京に上京して夢を

叶えようとする姿と過ぎた恋を絡めたナンバーで、詞がリアルな「東京」、そして「さくら」(14曲目収録の

アウトロの「さくら」もアルバムの余韻を残す効果があって◎)などです。


ケツメイシ
ケツノポリス4