イギリス出身の新世代ジャズマン、ジェイミー・カラムの2ndアルバム。
僕が彼を知ったのは、昨年の3月に公開された映画「ブリジットジョーンズの日記~きれそうなわたしの
12か月」の主題歌に彼の「EVERLASTING LOVE」が起用されてからです。
しゃがれた声と、ジャズの枠にとらわれず、ヒップホップやロック、ブルース…と様々なジャンルとクロスオーバーする音楽が最大の魅力です。だから冒頭でジャズ・マンと書いたけど、ジャズだけのアルバムというよりはポップスのアルバムです。
今回のこのアルバムに関しても、「OUR DAY WILL COME」などスタンダードジャズのカヴァーも
含んでいるけれども、そのカヴァーも既成のスタイルにとらわれることなく、若者らしい感覚で
楽しんでプレイしてるのが印象的です。この「OUR DAY~」もすごく、ポップでドリーミーな
アレンジになってるし楽しい。
彼自身もホームページで「自分の音楽の制約を取り払って、挑戦していきたい。そして、それによって
彼の音楽を聴くファンの人の音楽的制約も取り払えたらよいと思う」って言ってるんだけど、いいこと
言いますね。つまりジェイミーを介して、聴く人の壁を取り払ってくれるってことだよね。「ジャズは
こうでなくちゃいけない、とかこういう旋律やビートじゃなきゃいけない」というような決まりごとのない世界
へ連れて行ってもらえる感じがします。
オススメは1曲目からびっくりさせてくれるヒップホップ風(MAROON5みたい)の「GET YOUR WAY」、モダンジャズの「NOTHING I DO」、哀愁の美メロと、人間の生きるうえでの悲しみや地球上に起こる様々な出来事を
憂いた詞が素晴らしい「OH GOD」、先述の「OUR DAY WILL COME」、「MIND TRICK」(オリジナルと
リミックス<日本版のボーナストラック>が入ってるけど、僕はリミックスが好き)です。
今回、このアルバムと1st「TWENTY SOMETHING(邦題・ジェイミー・カラム)」を同時に
買って、インパクトという面では1stの方が大きかったかな、という気が、しないでもないけど、
このアルバムも十分楽しめます。今後も楽しみなアーティストです。
- ジェイミー・カラム
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