今日は三浦大知の待望の1stアルバムの紹介です。
彼はご存知のとおり、かつてFolderというグループで
ボーカルをとっていましたが(当時小学生)、5年の沈黙を破り、去年
ソロデビューを果たしました。アルバムに先駆けて発売されたシングルがどれも
すばらしい仕上がりで、日本の新しい男性R&B、ダンスミュージックを切り拓いていくのは
彼だ、とそれくらい期待してるんで、当然このアルバムも聴く前から結構期待してました。
その裏で、ちょっと「期待はずれだったらどうしよ
」って不安も感じてたんですが…。
今のところの感想としては「1stアルバムとしてはまずまず合格点」というところかな。
まずは1曲目、「I’m back~The theme of D-ROCK with U」はかっこいいですね。
彼の「I’m back!!
」という高らかなシャウトが、「帰ってきた三浦大知」を宣言する
最高の始まり。この辺は安室奈美恵の「Namie's Style」(彼女の03年の傑作アルバム「STYLE」収録)の
ような意味合いと同じですね。新しい自分の自己紹介、という意味で。
それに続くナンバーはいずれも、J-POP仕様ではなく、アッシャーやジャスティン・ティンバーレイク
のような洋楽R&Bの世界。それを歌いこなせる実力はさすがです。
しかもこれが1st、そしてまだ18歳というのがすごい。末恐ろしいですね。
序盤でカッコイイな、と思うのは3曲目の「No Limit」かな。T.M.Revolutionの「LEVEL4」にちょっとだけ
似てるイントロからはじまるこのナンバーは、デジタル・ダンスロック。それにしても声がいいですね。
みずみずしく、つややか。本当に歌が好きなんだろうなぁと思う。サビラストの「Rock on!」も
歌い方がいい。疾走感がよく出てる。
続く4曲目「Make It Happen」は180度変わって大人の世界のR&Bに挑戦したナンバー。
ここでもファルセットを駆使し、他のナンバーとは違う色合いを出してる。適度に「濡れた」
ボーカルの質感もGOOD。8曲目のスウィートなR&B「Knock Knock Knock」もいいですね。
アッパーなダンスチューンとバラードで、声の感じが違うし、そこも魅力ですね。
全体の雰囲気としては、安室ちゃんがやってる音楽の男性版って感じがしますね。
「Word!!」とか彼女が歌ってもいけそうだし。
こんな具合で、非常にクオリティの高い楽曲を、高いスキルで歌いこなしていく三浦くんですが、
逆に、歌がうまいだけに、スキルでこなしてしまってる部分も感じられて、この世界を自分のものに
しきれてないなぁ、と感じる部分もちょこっとだけあったりして、そこは今後の課題なのかな。
けど、何度もいいますがまだ1stですから。18歳ですから。これだけやれれば十分なのは
異論のないところです。だからこそ、次の作品に期待してしまいます。
希望としては事務所の先輩の安室奈美恵みたいなかっこいいR&Bを自分のスタイルで作り上げて
いってほしい。もしかしたら男性では未開拓のジャンルだけに、難しい道筋なのかもしれないけど
ヘタにアイドルチックになるんじゃなく、この路線を突き詰めていって欲しい。また自作詞とかに関しては
まだそんなに積極的に取り組まなくてもいいかもしれない。いい歌をもらってどんどん歌っていくのが
今の彼を高めるのには優先事項だと思う。
オススメは「No Limit」「Make It Happen」「Knock Knock Knock」「Free Style」「Bad Day」
かな。
- 三浦大知
- D-ROCK with U