ゆずの最新アルバムです。
全体の感想としては、いつもと同じ感じで特に変わったところは感じないのですが…。
今回はシンセ音がキラキラしたポップナンバー「リアル」が1曲目。ただ、この詞
「本当の愛を確かめにいく」とか、ちょっと詞が「リアル」じゃないのが残念だなぁ、というところなんですが。
このサウンドからあんまり「リアル」な世界も見えてこないし。そういう意味ではラスト曲「女神」の最後に
エピローグ風に挿入されてる弾き語り版「リアル」の方が、生音のせいかまだ少しリアルに聴こえる。
で、ちょっと注目してたのがベン・フォールズ風のイントロで始まる2曲目の「もうすぐ30歳」。タイトルからして、まんまやないか!って感じですが。普通「もうすぐ30歳」というと、若い時代から次のステップに進む年代なんで、将来への不安とか仕事、
結婚…とちょっと深刻になるときだけど、この歌はその辺のこともちょっと気にしつつ、基本的には
楽しく、楽しくの精神で溢れてる。この曲で、元気に「もうすぐ30歳
」って楽しげに歌ってる男性コーラスの名前も「もうすぐ30’s」だし。悲壮感まるで無し。でも、ゆずってこういう遊び好きですよね。
「ユズモア」(02年)収録の「GO★GO!!サウナ」の時もコーラスは「GO★GO!!サウナ合唱団」だったし…。
それと同じ感覚ですな。けど、こういう一見何も考えてない風の世界、大好きです。
あと、この曲の冒頭の詞「近所のコンビニ行ったら新しく入った店員さんがかわいくて 何があるわけじゃないけど決まった時間に通ってみる」って…。アホっぽいけど、わかるわかるって感じです。そんな僕は
「こないだ31歳」になりました
。
そして、僕が今回いい流れだなと思ったのは、8曲目「チェリートレイン」から12曲目「一っ端」まで。
なんと、8曲目には南海キャンディーズが寸劇コント?で登場。ぬるーい空気を漂わせてます。
こういうのって珍しいかな。ま、南海キャンディーズは別に登場しなくてもどっちでもいいような感じ
なんだけど、曲はいい感じ。あと、8曲目から12曲目までは「そんなにさえない普通の30前後の
男性の等身大感覚」を捉えててここらへんはうまいところだと思います。
ゆずは別に特にスキルが高い歌い手さんでもないし、いつまでも「そこら辺で歌ってそう」なおにいちゃんの
雰囲気を醸し出して、手が届きそうな感じがしますけど、デビューして8年くらい経ってもなお、そういう
ポジションでいるってのは、ある意味すごいことだなと思ったりして。
まぁマンネリっちゃぁ、マンネリなんですけど、これからもあんまり変わらないでほしいなって思ったりして。
そんな感じです。
オススメは「超特急」「夕立ち」「陽はまた昇る」「ダスティンホフマン」です。
- ゆず
- リボン (通常盤)