このレビューでは基本的にオリジナルアルバムを取り上げようかと思ってたんですけど、
今日は例外的に、ベストアルバムです。電車の中で聴いてたこのアルバムを
取り上げます。
このアルバムは彼女が以前在籍してた東芝EMIからリリースされたベスト盤で、
しかもこのレーベルを離れてからだいぶ経ってから勝手にリリースされたものなので
当然彼女の意思は1%も反映されてません。しかも、なぜかジャケットは全然似てない
イラストだし(権利関係の絡み?)。
ただ、なんでこんな旧レコード会社の、利益おこぼれ目的のベストを買ったのかというと今までどのアルバムにも入っていない「いい日旅立ち・西へ」が収録されているから。もうこの曲のためだけに買ったといっても過言じゃないです。
彼女の歌の特徴というと、心の闇に光を当てるような痛い詞の数々と、そして好きな人を大切に思う
まっすぐな世界、個性的な歌声。
そんな中、カヴァーの「守ってあげたい」以外では唯一の他者の作品「いい日旅立ち・西へ」(まぁこの曲も、
あの「いい日旅立ち」の別ヴァージョンみたいなものなんだけど)は彼女の強く、凛とした歌声のよさが
生かされてるナンバーで、詞の「強く生きる女性」の世界観とうまくマッチしてて大好きな一曲です。
山口百恵と彼女の共通点ってわからないけど、どちらの「いい日旅立ち」も名曲ですよね。
他の曲に関しては比較的暗い歌が多いんですが、聴いてて「むこうに微かに光が見える」みたいな
世界のある曲のほうが好きですね。そういう意味では「Sign」とか「We can go」とかの世界は好きですね。
その他のオススメは「LITTLE BEAT RIFLE」「私とワルツを」あたり。でも、どの曲もいい歌だと思いますよ。ただ、一部の曲は言葉をこねくり回しすぎて難解な詞になってしまっているのが残念。
あと、彼女現在休業中なんですよね。確か、事務所とも契約してないはず。
シングルも2004年10月の「育つ雑草」で途絶えてるし。さらにストーカートラブルもありましたっけ?
詞から見るに彼女自身も心に闇を抱えた人なんかなとは思いますが、でもこのまま埋もれていくには
惜しい人材。いつか元気な姿で帰ってきてほしいなぁ。レコ社や事務所も彼女を扱いにくいのかも知れませんが、ぜひ勇気ある会社に立ち上がって欲しい(汗)。だって、鈴木亜美で再び儲けになると考えた
エイ○ックスがあるくらいなんですから(笑)。鬼束ならあみーごの何倍も稼げると思いますよ。
誰か拾ってあげてください。
- 鬼束ちひろ, 土屋望, 羽毛田丈史
- SINGLES 2000-2003