先週 X で詠んだものです。一部推敲・詠み直ししています。
1, = 除雪車(じょせつしゃ) =
朝5時に除雪車動く音響き雪の谷間のひとら目覚むる
2, = 山眠る(やまねむる) =
何処から深き響きの聞こえきて山眠りたりただ雪深し
3, = 頬被(ほおかぶり) =
降る雪の向こうに動く頬被りは雪かきをする母の温もり
4, = じぶ =
温もりを程よく残すじぶ食めば窓を打つ雪わづかにやさし
5, = かんじき =
かんじきを履けども腰まで埋まる雪勇んで狩りへと高齢者行く
6, = マスク =
表情の下半分をマスクにて隠し痴漢は崩れ落ちたり
7, = 鯨汁(くじらじる) =
いまはもう遠きものなり鯨汁甘き油の揺れ思ひつつ
・じぶ:金沢の郷土料理である「治部煮(じぶに)」を指す。鴨肉と野菜を小麦粉でまぶして煮込んだ料理で、冬の寒さの中で体を温める。