トランス・フィギュレーション教会。道路の脇に小さな立て看板があるだけなので、危うく通り過ぎそうになりました。ここからの眺めも素晴らしかったです。教会は、昔の厳しい開拓時代?に、この教会がどれだけ精神的な支えとなったかを想像させるものでした。

 

これでグランドティトン国立公園はおしまい。クレイグ・トーマス・ディスカバリー・アンド・ビジターセンターでトイレ休憩した後、Mormon Rowに行きましたが、建物?小屋?は鍵がかかっていて、入ることもできず、正直、何を見れば良いのかよくわからずに終わりました。

 

ここから、ソルトレークシティ向かって、長いドライブを開始。すぐにジャクソンの町がありましたが、ちょっと走っただけで町は終わり。あまりお腹も減ってなかったのと、ナビがアイダホホール経由で帰る道を示したので、アイダホホールで食べればいいやということで、ジャクソンは通過。

 

大きな交差点で、ナビを頼んでいたカミさんから「あっここを右折」と言われた時には、ほぼ交差点の手前で、走っていたのは右から3つめの車線(4車線くらいあったと思う)。当然、このタイミングで右折などできるはずもなく、仕方無く直進。もう少し前から右折って言って欲しかったな。しかも方向的には左折のはずだったので、右折するという心の準備が全く無かったし。というわけで、アイダホホールとは違う方向に。

 

今思えば、ここが運命の分かれ道。この後、お昼を食べれるところが、全然無い。結局、ソーダスプリングスというところにあったSubwayで、遅い、遅いお昼を取った。その間、まったくお店が無いのである。ただし、びっくりしたのは、歩いている人もほとんどいない小さな町、日本で言えば、村みたいなところのはずなのに、道はなぜか片側4車線くらいあるのである。アメリカ恐るべし。まあ、これはこれで、いい経験になったかな。実は、今回の旅行で自分にとって一番印象的だったのはこの町(村?)でした。

 

ここから、走っても走っても、ソルトレークシティに近づかない。それでも30号をひたすら走り、やっと15号に合流できた時は、本当にほっとした。15号は広いので、140kmくらいで走り続け、途中でガソリンが無くなりそうになったので、ガソリンを入れ、トイレ休憩をし、7時頃には、空港のすぐそばに。ここで、高速を降り、もう一度ガソリンを入れ満タンに。ちなみに、この時点で燃料が空になるまでの距離表示を見て、初めてalamoで車を借りた時、厳密には満タンではなかったことに気付いた。アメリカはこのあたりは緩い。

 

レンタカーのReturnの標識に従って、ゆっくり走り、微妙にレーンを間違えながらも返却所に無事、到着、車を返した。

 

走行距離は928.7マイル。つまり1500km。東京から大阪までの新幹線の距離が550kmなので、東京、大阪間を往復して、さらに大阪に行ったことになる。何より、車に乗っていた時間は21時間28分。ホテルの滞在時間から寝ていた時間を引くとせいぜい4、5時間だから、いかにレンタカーの中に長くいたか、である。

 

ホテルはどうせ寝るだけなので、どうでもいいが、レンタカーは奮発した方が良い。特に広めの車の方が、やっぱり快適。

 

せっかくのアメリカなので、日本では運転できないような大きな車を運転してみたかった。

その点でもFord Expeditionはいい思い出になった。