私は交通指導隊の隊員でして。
まーなんというますか、警察官によく似た恰好をして、朝とか、お祭りの交通整理などやっているアレですね。
昔警察官に憧れていたということもあり、警察官に近い仕事ができるというのが喜びなわけです。
警察署長や、交通課の課長とお知り合いになれるというのも一つのメリットですね。
交通指導隊の制服や靴、コートなどは一式支給されるのですが、冬用のコートのボタンが飛んでしまって、困っていたのです。ボタンのハトメの部分が取れてしまい、結果としてボタンを失ってしまうのですね。
なので分隊長に連絡して、修理をお願いしたのです。
分隊長から区役所の担当者に話を通してもらい、後日改めて私から担当者に連絡を入れて、修理の日程や受け渡し方法などを打ち合わせする、そういう段取りだったのです。
というわけで、区役所の担当者との電話での会話。
私「○○分隊の鈴木です。交通指導隊員に支給されるコートの修理の件で電話しました。」
担「えーっと、どういう内容ですか?」
声がイマイチ頼りない。
まー前任者から引き継いだばかりだから、しょうがないか。
私「はい、私のコートのボタンが全部飛んでしまって、使えないので、修理をお願いしたいのです。」
担「分かりました。すいませんが、もう一度お名前と、分隊名を教えてもらえますか?」
私「○○分隊の鈴木です。分隊長は○○さんです。」
担「あーそうですか。○○分隊の鈴木さんで、分隊長は○○さんですね。
えーとね、そういう話は隊員から個別に依頼を受ける訳にはいかないんです。
分隊長を通してもらわないと。まー今回はやりますけれどもね」
カチン。
こいつ、普段は温厚な私の導火線に火をつけやがった。
私「私は分隊長に話を通した上で電話しています。
分隊長から連絡が行ってないということですか?」
担「えーとね、聞いてないですね。」
私「分かりました。分隊長から連絡が行ってないのでしたら、
私は分隊長に抗議しなければなりません。
本当に聞いてないんですね!?」
担「えーとね、メモがどっかに行っちゃって・・・」
私「どっちなんですか!?」
担「えーと、&%$△\\\///」
電話の向こうで、自己保身に走るあまり、回答に窮している姿を想像すると、情けなくなった。
私は月4回の立哨に際して、必ずほうきとちりとりを持参している。
行き帰りにゴミを集めながら歩くためである。
路傍に草が生い茂れば、鎌を持って刈り取る。
往来の邪魔になるからである。
雪が降れば30分早く家を出て、歩道橋の雪かきをしている。
歩道橋が小学生の通学路だからである。
交通指導隊という仕事に、自分なりに真面目に取り組んでいるつもりである。
仙台市長から任命されて行っている仕事なのに、
区の担当者のこの態度は一体何なのか。
もちろん、私だって分かっている。
長年に渡って、市のために尽くしてきた公務員である。
定年までの数年間を、大過なく過ごしたい。
その気持ちは理解できる。
しかし、市民から税金を頂戴して仕事をしているのであれば、
それなりの覚悟を持って取り組んで欲しいと思うのである。
でないと、真面目に仕事をしている交通指導隊の隊員に対して失礼である。
交通指導隊の研修会で顔を合わせる事もあるだろう。
その時は上記の内容を「穏やかに」伝える所存である。