一教の基本 | 武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

武産合氣道 大和/宮城野合氣修練道場 稽古日誌

「神奈川県大和市」及び「仙台市宮城野区」にて岩間スタイル合気道を稽古する「大和/宮城野合氣修練道場」道場長鈴木博之のブログ。IT関連、自動車整備、資格試験、震災関連など、様々な情報を提供しています。

塩釜にて稽古。


本日の顔ぶれがまた凄かった。


六段の先生,五段の先生(いずれも兄弟子),四段(私),内弟子さん。


久々に右端から離れて座った。


・体の変向

・諸手取り呼吸法

・片手取り一教 表

・片手取り一教 裏

・肩取り一教 裏

・胸取り一教 裏

・坐り技呼吸法


本日先生が遅れて到着されるとの事で,最初の2つは五段の先生が指導。


体の変向において,工学部には伝統的に悪いクセがある。臍の前で掴まれた手を返すのだが,もう一方の手も返すのである。


バレエかっ(笑)


「もう一方の肩を逃がさなきゃならないのに,これじゃ逃がせないでしょ」


と5段の先生の指摘。全くその通りである。


入部当初は,先輩の技が全てで,絶対だった。


しかし先生の道場へ行ったとき,あまりの技の違い,レベルの違いに愕然とした事がある。


正しい技を教えてくれない先輩を恨んだこともあったが,よくよく考えれば,普段から手取り足取り先生に教わってもいないのに,1年や2年で正しい技が身につくはずがないのである。


だから道場に来たら,真っ白になって教えを受けなければならない。


先輩の技は間違っているかも知れないと思わなければならない。


私は1年生に


「大学で習ったことは忘れろ。大学は間違いばかりだ」


と言って工学部の悪いクセを直させた。


正しい技を目指して欲しいと思う。