塩釜にて稽古。
本日の顔ぶれがまた凄かった。
六段の先生,五段の先生(いずれも兄弟子),四段(私),内弟子さん。
久々に右端から離れて座った。
・体の変向
・諸手取り呼吸法
・片手取り一教 表
・片手取り一教 裏
・肩取り一教 裏
・胸取り一教 裏
・坐り技呼吸法
本日先生が遅れて到着されるとの事で,最初の2つは五段の先生が指導。
体の変向において,工学部には伝統的に悪いクセがある。臍の前で掴まれた手を返すのだが,もう一方の手も返すのである。
バレエかっ(笑)
「もう一方の肩を逃がさなきゃならないのに,これじゃ逃がせないでしょ」
と5段の先生の指摘。全くその通りである。
入部当初は,先輩の技が全てで,絶対だった。
しかし先生の道場へ行ったとき,あまりの技の違い,レベルの違いに愕然とした事がある。
正しい技を教えてくれない先輩を恨んだこともあったが,よくよく考えれば,普段から手取り足取り先生に教わってもいないのに,1年や2年で正しい技が身につくはずがないのである。
だから道場に来たら,真っ白になって教えを受けなければならない。
先輩の技は間違っているかも知れないと思わなければならない。
私は1年生に
「大学で習ったことは忘れろ。大学は間違いばかりだ」
と言って工学部の悪いクセを直させた。
正しい技を目指して欲しいと思う。