綺麗な漁港から『ひょっこりひょうたんじま』が見えるよ!と。
弁天様がいるらしい。
ドンガバチョもいるよ😙と、
時々冗談も混じる赤崎さんのガイド。
冗談まじりの話は、、、
きっと 私たちの気持ちが沈みすぎないようにしてくれるんだと思った。
笑顔であたたかく教えてくれる、、、
そんな心優しい赤崎さんの口から
「地獄」
という言葉が出た。
それは、城山に登り上からの景色を見た時。
あの日、みんなで逃げた。
高台に登り、もっと先を求めた時、これ以上無理だと、お寺の本堂で休む人もいた。疲れたと、途中で腰をかける人もいた。
山の上にいた人が
「大きいぞ!」
「津波だ!」
その声で みんなは少しでも高く、這いつくばってでも登った。
その直後、、、
津波がきて、何もかものみこんだ。
屋根に登り、助けてくれと手を振る人も流された、、、
そんな状況が目の前で次々に起きた
「言葉にならないよ、、、 地獄 」
と、、、
私は思わず目を閉じた、、、。
涙が、、、
頑張っている赤崎さんの前で
泣くわけにはいかない。
グッと涙をこらえた。
優しい目をした赤崎さんから出た「地獄」という言葉を、私たちは忘れてはいけないと思う。