ホテルのエレベーターで一緒になった男性に、
「同じTシャツですね。どういう意味ですか?!
今日、何かあるんですか?」
そして、ホテルのスタッフの方にも、
「みなさんお揃いで何かあるんですか?」
と聞かれました。
そこで、
「年に2回、東北に来ていて、震災のことを自分の目で見て感じる旅にしたい」と伝えると
ホテルスタッフの方が、
「では、ぜひ こちらを」と、
ご自分のスマホに入っている、震災の時のホテル前の写真を見せて下さいました。
その光景は、凄まじかった。。。。。
言葉が出なかった。。。。。
ホテルの方は、「津波が建物2階あたりまで来て、車が大量に流された」という。
「津波が来る」なんていう情報はどこからもなかったから、地震の後はトイレへ行ったりしていたようです。
すると、最初は1メートル位の水が上がってきたとのこと。 皆で上階へ避難した後に大津波が来た、、、
「みなさんも見たことないでしょう。
私もこんなこと初めてなんです。今は元気ですよ。」と。
そして、津波の高さを知らせる看板に案内して下さり、その時の状況を教えてくださいました。
今も記録として残し続け、
話すたびに、記憶が蘇える。
辛かった現実、
受け止めなければいけない現実、
そして、前を向いて歩いて行く。
「元気ですよ!」
その言葉に、前向きに生きる強さを感じました。
私たちに、こうやって話してくれた。あたたかい気持ちが嬉しかった。