前々回のブログの「ヒカリキンメダイ」に続き、今日は、オオヒカリキンメをご紹介します。
和名:オオヒカリキンメ
英名:Onefin Flashlightfish、Eyelight fish
学名:Photoblepharon
分類:キンメダイ目、ヒカリキンメダイ科、ヒカリキンメダイ属
分布:フィリピン、インドネシアなどの中西部太平洋
「オオヒカリキンメ」は、背鰭が1枚なのが特徴ですので、英名では「ワンフィン・フラッシュライトフィッシュ」といいます。
東南アジアでは、だいたい同じところに生息する「ヒカリキンメダイ」は、「スプリットフィン・フラッシュライトフィッシュ」という名前のとおり、背鰭が2枚に分かれているのが特徴です。
目の下に発光体があります。この写真は、発光体が出ている状態。
この白い発光体には発光バクテリアが共生していて光ります。
ヒカリキンメダイとは違い、白い発光体はシャッターのようになっていて、発行器の下に収納された幕を挙げると黒くなり、下げると白くなります。
セブでは、マリゴンドンケーブのような洞窟や、サンゴの岩の隙間の穴などに棲んでいます。
マリゴンドンケーブは、入口が30メートル以深の大きな洞窟です。
入り口は深いですが、中は25~6メートルのところもあります。
暗い洞窟なので、ここなら日中でも見られますが、閉所恐怖症の人などは入らない方がよいです。
インストラクターの人でも、閉所恐怖症でパニックになった人がいるようですので😅
あとはナイトダイビングで、深いところの珊瑚の隙間から出てくるのを見ることもできます。
熟知したガイドさんと一緒に潜らないと危ないです。
バリでは、沈潜の深いところにいるのを夜に見ることできます。
これもです。急にフラッシュを光らせたので、びっくりしています。
寝ぼけた顔になっています😅
正面から見るとこんな感じなので
真っ暗なところで、こんな風に光ります。この写真は、ノーストロボで撮っています。
とても明るく光るので、洞窟の中だとプラネタリウムのようにきれいです😍
フラッシュを焚くと、こんな感じで群れています。この群れはほとんどが「ヒカリキンメダイ」の方です。
寝るときは、こんな風に穴の中に入ってしまいます。発光体も隠れていますね。
明るいところには絶対に出てこない魚なので、急にライトを当てて明るくすると、動きが鈍くなってしまいます。
以上です。