久々のオーディオ記事の投稿・・・

夏休みは長かったのですが、何か真空管アンプを作るつもりではいたのですが、いつの間にか休みも終わってしまい、結局、アンプは作らずじまい・・・シャーシさえ作れば部品はたくさんあるのに・・

まあ、近いうちに何か作ってみることにします。

 

 今日は、仕事から帰った後、お気に入りのアンプのひとつでもある、2A3/45兼用のシングル・アンプですが、45の代わりにナス管の245を挿して音を出してみました。

 

 

 このアンプは、もう40年以上も前に2A3シングルとして製作したもので、その後、何回か回路を変えるなど改造し、最終的に2A3/45兼用のアンプにしたものです。出力管に2A3を使う場合には、バイアス抵抗を750Ωに、45の時には1.5KΩに切り替えるとともに、2A3の時の出力トランスの1次側は2.5KΩ、45使用時は2次側の4Ω端子に8Ωのスピーカーを付加することで1次側を5KΩとして使用します。

 

 

さて、今日、聴いてみた45はシルヴァートーン製のナス管245です。ナス管の245は4本しか持っていないので貴重です。

写真でお分かりのように出力管、整流管のソケットはシャーシに落とし込んであります。これは放熱のためというより、ボンネットをアンプにかぶせると球にぶつかってしまうため落とし込みとしました。

 

 45245との音の差ですが、基本的にはどちらも45の音で輪郭のしっかりした音なのですが245の方がしっかりとした音の中にも、柔らかさを感じます。そのため雰囲気音といった臨場感があります。これは製造年が45より245の方が古く、管内の真空度も45と比べるとすこし甘いからかもしれません。なぜか直熱真空管の音は真空度が高いほど、音が少し硬いように感じます。これは2A3と同じ規格の6.3V管6B4Gの音とを比較した時にはっきりとわかる感じと同じです。これも6B4Gの方が開発年が新しく、真空度も高いからでしょう。

 

 45は昔から人の声をきれいに再現する球だといわれてきましたが、245は更に人の声を生々しく再現してくれる出力管として、ヴォーカル曲や、クラシックの声楽曲を聴くのには適した出力管だと思っています。

 

このアンプの回路等については以前にも何回か投稿していますが、こちらをご覧ください。

    ↓

2A3/45シングル・アンプの改造 

 

このアンプの裏側の配線の状態です。あまりきれいな配線ではありません。なお、抵抗は普通の酸化金属被膜抵抗で高級品は使用していません。

 

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。