南京にある大学で1人の女生徒が白紙の用紙を手に掲げ校庭で立っていたところを教師ではない指導員(風紀)の男性が女生徒から白紙の用紙を奪い取った。

 

その一部始終をスマホに収めていた生徒がSNSに…

 

次の日に上海の大学で同様のことが起こり、新疆出身の学生が声を上げた。

 

誰に誘われたでもなく無言のまま手に白い紙を掲げて立ち尽くす学生が次々に現れた様子が瞬く間に広がり、今ではあからさまな政権批判も飛び出してきている。

 

チャイナウォッチャーの中からも、このままだと天安門事件のような事態が起こるのではないかと心配する声もあるほどだ。

 

共産党の検閲を搔い潜ってツイッターなどでもデモの動画が多数アップされているのだが、中には暴動に発展しているものまで確認できる。

 

人民の監視に厳しい政府が、ここまで規模の大きなデモに至ったのは事前に申し合わせた行動ではなかったからだという見方のようだが、各々が自発的に動いているということは我々が想像している以上の不満を抱えていたということなのだろう。

 

このデモに関して着目すべき点は、政府がどのような方法で鎮静を図るのか?

そして、収束したあとデモに参加した者を反政府思想の人物として不当な取り扱いを受けるのではないか?といった二点である。

 

しかし、このタイミングで江沢民氏が亡くなるとは… 予兆?