G7(先進7ヶ国)の中で10万あたりの自殺死亡率において日本が頭1つ、2つ抜きんでており生き恥をさらすぐらいならと…、恥の文化の悪い面が反映されているといった見方もある中、近年のデータでは男女比別で女性の比率が増加している。
自らが自らの生命を絶つという行為に至るのは心的に起因し行動に移した結果であり、心の病である精神疾患の分類範囲、人数とも増す傾向にある。
取り扱われることの少ない後進国の国々においては、未だに学校で学ぶこともままならなかったり、街角でモノを売っている少年少女が居たり、衣類はおろか一日の食事も満たされることのない国も少なくはない。
こうした国では生活に困窮して生命力を高めなければ生きていけないといった状況が自殺に導くことを妨げていると考えられる。
当然、それだけの理由が全てではないが…
ただ、G7ではないが韓国の自殺死亡率が日本を上回り、上位5か国の中に位置していることでも文明の発達、技術、モノだけが豊かさに直結した幸福の条件ではないことが示されている。
精神疾患に対しての耐性、耐心能力を向上させるためにどうすればよいのか?
あるブログで忍耐と我慢の違いについて記されていたものを拝見した。
忍耐は目的のために堪えること、我慢は理由なく耐えることといったようなことだったが、耐心性を高めるためには我慢が不可欠な要素だと考える。
その我慢というのも一種のストレスということになるが、それに対する耐性がなければ自律神経に影響を及ぼすことになり、体調や思考に偏重をきたすことに繋がる。
モノに溢れかえる現代社会において幼少期に我慢を知らずして過ごすことの弊害がこのような形で現れているのかもしれない。