日本のマスメディアの特徴として危機を訴えると人の気を引きやすいという心理的側面を巧みに利用して必要以上に煽り立てる傾向があると感じていたが、今回ばかりはそのロジックは成立しないかもしれない。
先行きが不安であることは疑いようのない!
他国への武力行使に対抗して多方面から制裁というポイズンを放ったが、解毒剤的に抜け道も色々とあることが浮き彫りになってきた。
このまま原油価格が不条理に高騰していった場合、その波及的ダメージから逃れる術は今のところない。
資源の獲得競争が訪れ、自国の利益を確保した上で関連周辺諸国に対して協力、譲歩することで互いに牽制することにもなる。
そうなれば、「NO!」といえない日本の為政者の選択は…?
今朝、ラジオで「検討します」のフレーズを連発し、ことが中々前に進まないことを揶揄するように岸田首相のことを『遣唐使⇒検討使』といっていたことを思い出す。
余談になってしまったが…
国際的なパワーバランスが崩れた今、経済指標を含めた多くのことに対し、リバランスが必要になってくるはずだ。
その兆しなのかもと考えるにコモディティー価格が上昇し、株価が下落しているにもかかわらず、不思議になことに為替(ドル円)が思いのほか安定していることだ。
『日本の赤字国債が1000兆円もある』と他国と比較しても異常だ!と警鐘を鳴らしていた経済評論家は日米の金利差は拡大し、有事のドル買いといった現状を加味した為替の動きをどう説明するのだろうか?
あてにならない見識者について触れたことがあったように、ここでも専門家を名乗ってはいたものの、実のところ三流占い師か、知識ある白痴家だったってこと?