戦禍に於いて発せられる情報は当然のことであるが当事国にとって不利な情報は伏せられ、逆に都合の良い情報だけが切り取られていると促し、ウクライナの情報を鵜呑みにして偏った見方になるのは危険であると警鐘を鳴らしている記事を目にした。
著書は近現代史についての専門家のようである。
情報の操作についてはプロパガンダとしては常識であり、被害を受けた側の公表する数字にも大きな乖離があったとしても不思議ではない。
更に記事を読み進めていくと、同調圧力の発生する背景、ロジックについてやプロパガンダに踊らされることなく冷静な判断が求められるなど、過剰な反応の例を挙げてもいた。
納得できる正論であるところを織り交ぜながら、所々に違和感を覚える。
締めのところに関しては、人類の失敗から学び、冷静に中立の立場を大切にすることで具体的にはと…、驚くべき文言が綴られていた。
ロシアを理解不能な敵とみなさず、ウクライナを完全な正義と思い込まず… ですって
思わず、はぁ?って声を漏らしてしまった。
勿論、基本的思考として異を唱えるものではないが、今回に限っては該当しないというより紛れもなく、ロシアの攻撃は非難に値するものである。
現実に他国の土地に入り込んで民間人の犠牲者が発生しているという事実があり、同情や支援を得るために犠牲者の数を水増しにして発表されていたところで数に重きを置くことではないし、同贔屓目にみたところで過失相殺されるものではない。
これからも色々と検索していく中で、ロシア大使館の代弁かと誤解を招くような記事を目にするのだろうが、それこそプロパガンダであろう。