本日も17時からです。
昨日は金曜ですが、全体的に静かな一日でした。心配してくれている方に助けられた節もありました。ありがとうございました。まだまだコロナの影響か苦戦してます。あと少しで今月の運営がまわせそうです。
話は変わり…
とあるお客様に問い合わせ頂いているシャンパンがあって、ジャックセロスというカリスマが居ますが興味があるみたいで色々お伝えしております。
その流れで今回はジャックセロスについて書きます。
シャンパンの中にも、これを飲んでたら凄いみたいのも幾つかあって、たくさんの人は一度はジャックセロスやサロンを飲んでみたいと言います。
シャンパンは生産者が5000以上と言われてますが、9つの生産者だけが3つ星生産者に認定されてます。
ジャックセロス、サロンをはじめ、ボランジェ、クリュッグ、ジャクソン、エグリウーリエなどです。詳しくはまた触れますが、とにもかくにも歴史的に長く認定を受けている生産者なので間違いがないシャンパンを届けてくれます。もちろんそれ以外にも素晴らしい生産者はたくさんありますが…。
生産者にも大小いろいろあり、小さい生産者のが信頼がおけるという見方の人もたくさん居ます。サロンやボランジェ、クリュッグなどは大きい生産者に値するとして、一方ジャックセロスは小規模生産者のカリスマ的な存在とされてます。小規模でも歴史的に3つ星評価を受けている素晴らしい作り手です。
云わば、"生きたレジェンド"です。音楽で例えるならポール・マッカートニーのような存在に思っております。映画でいうなら、クリント・イーストウッドとでもいっておきましょうか。
全ての作品に圧倒的な存在感があり、まだ現役を続けるような姿勢にも共通点があるように思います。
フランスのシャンパーニュ地方でつくられてこその"シャンパン"の名称ですが、シャンパーニュ地方の葡萄栽培面積は名古屋市と変わらないくらいで、300近くの村が存在します。その村ごとに葡萄の格付けは違い、top17地区が特級もしくはグラン・クリュと呼ばれて区別化されております。その中に特級アヴィズ(アヴィーズ)という白葡萄シャルドネ種を作るのに適した村があり、そこがジャックセロスの拠点となります。
シャルドネをメインに使うジャックセロスは色々なラインナップがありますが、どれも極上な至福をもたらしてくれます。一杯でも極楽ですが、時間をかけたり、グラスを途中で変えたり、温度変化を楽しむのも贅沢な楽しみの1つです。良いお酒こそ、ボトル単位で飲むのもありだと思います。
シャンパンを知っていくなら、ジャックセロスは通るべき路だと断言しておくこととしましょう。日本では輸入業者の関係上、なかなかジャックセロスを探すのは難しいでしょう。でも、それ相応の感動があることは間違いないと言えます。
シャルドネ100%の<イニシャル>を飲むもよし、ロゼの概念を壊される<ロゼ>もよし、特定の年を楽しむ<ミレジメ◯◯年>もよし、ご要望があれば是非ご相談くださいませ。
随分偉そうに言いましたが、私は当主アンセルム・セロスとは顔を一回合わせた程度です。
彼は小さなホテルも経営し、宿泊者にはシャンパンハウスとしてのジャックセロスの見学もできるプランもあります。
セロスのホテルには車がないとなかなか辿り着けませんし、周囲にはマトモに買い物や食事をとれるような場所もあまりない、そんな便利ではない美しい風景の中で名酒"ジャックセロス"は生まれてます。
完璧さは、不完全の中から生まれているのでしょうか、不思議に思います。