大証、村上氏の申請却下 ~今日の日経より~
05年8月18日 日経新聞 経済・金融面
「大証株取得、村上氏申請を却下」
金融庁は、大阪証券取引所の株式について、
20%以上の取得認可を求めていた村上世彰氏の
申請を月内にも却下する方針。ファンド運営者として
多くの株式を売買している村上氏が大株主になると、
取引所の公共性を妨げかねないと判断した。
・・・・・村上氏の、怪訝な表情が眼に浮かぶようです。
先日も、この旨について少し記事を書きました。
「上場する意義、とは?」
その観点から見ると、これほど理不尽な体制もないです。。
そもそも、株式を上場する大きな意義は、
■ 巨額の資金調達を行う。
■ 知名度を上げる。
■ 優秀な人材が集まる。
などなど、、他にもいくつも挙がってきますが。
特に、資金調達と信用度の向上が
何よりも強いのではないでしょうか?
但し、タダですべてが手に入るわけは無い。
「株主」 が生まれ、企業は株主の持ち物と見なされます。
これは、株式市場の根本原理。
以前、こんな記事を書きました。
http://ameblo.jp/hiroblo/entry-10002841433.html
この気持ちは今も変わっていません。
しかし、あくまで私個人の見解。
世間の規則は絶対であると思うし、
そう考えるとこの件に関しては疑問符がつきます。
確かに、村上氏が個人の力にモノを言わせて、
証券取引所の公共性を損なうことは避けるべきでしょう。
(そんな、自らを世間の矛先に立たせるような
やり方を する人もいないでしょうけど・・ )
・・・ならば、
「なぜ大証は公共性損失の危険がある上場を行ったか?」
と考えるのは当然だと思いますが。
上場したからには、市場の原理に従うのが道理。
上場しておいて、 「取引所は公共な場なので・・・」
なんて言うのは、「市場に、ただ資金を出せ」 と
言っているのと同じ。 自らに害のない株主・資金は
当然受け取り、害のある株主・資金はその力で排除して
いるようなもの。 公共性の観点から見て、理不尽。
公社として優遇を受けながら、民間と同じ業態で
勝負している郵政公社と似たようなもの。
今回の件では、村上氏の方が正しい。というよりも、
大証が傲慢すぎる、という印象を受けました。
村上氏の申請を退けること自体は悪くないとして、
もう少し理不尽の無い形での却下が欲しいと感じました。
公共の場である証券取引所であるなら、それこそ
上場しなくとも効率の向上を模索すべきである。
上場するなら、 市場の原理に沿った体制であるべき。
こうなると、東証の上場問題がさらに注目となります。
金融庁が宥めるも、自主規制部門を抱えたままで
上場を強行しようとする東証、 その意義は??