螺鈿迷宮[★★★★]
チームバチスタ、ジェネラルルージュなどでおなじみ海堂尊の作品です。今回は田口先生は登場せず白鳥姫宮コンビに新キャラクターの天馬大吉がメインということですが、いろいろと細かいところで他の作品の登場人物を絡ませてきますねえ。この辺がとてもうまいです。新しい作品が出るたびにその世界が広がっていくというのはどうしてもシリーズすべて集めたくなってしまいますし。で、新刊の発売間隔が短いのがまたすごい。まあ、そういうこともあってだいぶ売れているみたいですね。まあ、中身も面白いので当然といえば当然ですが。
で、今回のストーリーは終末期医療。これまで外科、ICU、小児科ときてだいぶ舞台を変えてきましたね。まあ、そうは言っても結局AIに絡んでくるところはもはや執念といった感じがありますね。ここまで押してくるとだいぶ違和感が出てきてしまっているのがちょっと残念。とはいえ、終末期医療をシステムとしての矛盾の告発を押し出しながらエンターテインメントをはずさないところはさすが。登場人物やストーリーは結構ありえない感はいっぱいあるのですが、そもそもエンターテインメント性が高いのでそんなに違和感なく読めました。ストーリーラインも緩んだところがないので一気読みできますし。はずさないですね。あんまり本を読まない人にでも安心して進められるシリーズとして安定感があります。まあ、これだけ人気あるとまた映画化とかの話は出てくるんでしょうかねえ。
今後まだまだシリーズは続くんだと思いますが、この本がこの後の大きな物語の序章という位置づけなのかな。そうだとしたらとても続編が楽しみです。
で、今回のストーリーは終末期医療。これまで外科、ICU、小児科ときてだいぶ舞台を変えてきましたね。まあ、そうは言っても結局AIに絡んでくるところはもはや執念といった感じがありますね。ここまで押してくるとだいぶ違和感が出てきてしまっているのがちょっと残念。とはいえ、終末期医療をシステムとしての矛盾の告発を押し出しながらエンターテインメントをはずさないところはさすが。登場人物やストーリーは結構ありえない感はいっぱいあるのですが、そもそもエンターテインメント性が高いのでそんなに違和感なく読めました。ストーリーラインも緩んだところがないので一気読みできますし。はずさないですね。あんまり本を読まない人にでも安心して進められるシリーズとして安定感があります。まあ、これだけ人気あるとまた映画化とかの話は出てくるんでしょうかねえ。
今後まだまだシリーズは続くんだと思いますが、この本がこの後の大きな物語の序章という位置づけなのかな。そうだとしたらとても続編が楽しみです。