ネクロポリス[★★★]
ずいぶん前に読み終わったのですが放置してしまっていた「ネクロポリス」です。恩田陸は有名なので名前は聞いていたのですが読むのはこの本が初めてでした。帯には「1600枚の巨編」というあおり文句もあり期待して読み始めました。(どうでもいいですが、いまどきXX枚って言う表現は意味があるのでしょうか?基本みんなワープロですよね。まあ「XXByteの巨編」といっても大半の人にはわからないでしょうが。)
で、ないようですが、死者に会うことができるというアナザーヒルで起こる殺人事件の物語というファンタジー的ミステリーということで、こういう話は世界設定が非常に難しいんですよね。ファンタジーが絡むということは、どこまで現実の常識が通じるかがあやふやになるので。なので、まずは世界観をちゃんと描くことが必須なのですが、その辺はいい感じでした。が、そのせいか、話の本筋がミステリーというよりは世界観を描くことになってしまった感があり、その辺がだいぶ期待と違ってきてしまっていました。面白く読むことはできるんですが、読み終わった後の読後感としてはなんか話の筋はあやふやで世界観だけが残った感じでした。まあ、この世界観を生かして続編とか出るといい感じになっていくかなあと思います。
で、ないようですが、死者に会うことができるというアナザーヒルで起こる殺人事件の物語というファンタジー的ミステリーということで、こういう話は世界設定が非常に難しいんですよね。ファンタジーが絡むということは、どこまで現実の常識が通じるかがあやふやになるので。なので、まずは世界観をちゃんと描くことが必須なのですが、その辺はいい感じでした。が、そのせいか、話の本筋がミステリーというよりは世界観を描くことになってしまった感があり、その辺がだいぶ期待と違ってきてしまっていました。面白く読むことはできるんですが、読み終わった後の読後感としてはなんか話の筋はあやふやで世界観だけが残った感じでした。まあ、この世界観を生かして続編とか出るといい感じになっていくかなあと思います。