高齢親子収入は母の年金8万のみキャッシング地獄
「孤立死は、他人事とは思えない」 こう明かすのは、ある地方都市の実家で、両親と3人暮らしをしている40歳代のAさんは大学を卒業後、都会で会社員生活を送っていた。ところが、体調を崩して退職。バブル崩壊後の雇用環境の悪化によって、その後の再就職もうまく行かず、やがてこの故郷の実家に戻った。
気づいてみたら、社会とのつながりもすべて喪失。以来、近隣の目が気になるようになり、10数年にわたって、引きこもり状態に陥っていた。地方の町には、なかなか仕事がない。この2ヵ月の間にも、Aさんはアルバイトの求人に3件応募した。
年齢制限もなかったし。僕にとって、いちばんできそうな仕事だと思っていたんですけど…、面接に行く前の書類選考で落とされた。「これでダメだったら、もうキツイのかなって…」 他の2件については、不採用の返事すら来なかった。
「このままでは、家族と共倒れになる。そうなると、テレビでよくやっている“孤立死”が、現実に僕の家族の未来の姿に重なって見えてきて、何とかしなきゃいけないって、ますますあせるんです」家庭の収入は現在、唯一、母親の年金のみで、月に8万円ほどだ。 しかし母親は、3枚のクレジットカードからのキャッシングの返済のため、ここ何日も、次のカードの支払いに追われている状態。
「私は国民年金なので、年収はせいぜい90万円。そこから容赦なく健康保険や介護保険料、光熱費なども取られて…。私も、もうくたびれました」 現在、現金は家にまったくない。食料や生活のための最低限の買い物は、カードが使える店でショッピング。綱渡りのような生活を続けている。
40歳を超えるAさんの場合、国が定める支援のセーフティーネットから外れている。近くの公的機関のサポートセンターにも相談に行った。 「いちばんの悩みは、お金がないことなんです」 Aさんが、自立するためのノウハウをそう聞くと、「それは仕事を見つけて、働かないと、ダメですね」と返され、ああ、言わなければ良かったと思った。
生活保護を申請しようにも、年金暮らしの親と同居している限り、難しいらしい。Aさんが独立して、住所がなければ、申請できない。
制度の谷間にこぼれ落ちた人たちのセーフティーネットをどう構築していくべきなのか・・・http://diamond.jp/articles/-/16823
・・・抜粋しても長文だが、これから多くの中年男に降りかかる事だ!なぜ誰も問題にしない!誰もが仕事も金も無く、何も買えないのに、何で余裕があるのだ???今は正社員でも数年後は莫大な住宅ローン抱えて失業している中年男がたくさんいるはずだ!日本経済は「不況」という次元ではなく、「1億総貧乏状態」に入りつつあると言われている・・・