10人に1人が引きこもりの過疎の町「半数近くが40歳以上」という衝撃

「秋田県の山あいにある人口約3900人の藤里町は、基幹産業だった農林業が衰退し、過疎化が進む町。そんな小さな町の社会福祉協議会が18歳から55歳までの町民を対象に、福祉の拠点になる施設のニーズを探る調査をしたところ、少なくとも113人が長年、仕事に就けない状態で引きこもっていたのだ。町民は、1293人。引きこもる人たちの占める割合は9%弱で、ほぼ10人に1人が引きこもっていることになる。 重要なのは、そのうち40歳以上は52人で、全体の半数近くを占めたことだ。内閣府の定義した「39歳以下」に当てはまらない、セーフティーネットからこぼれ落ちた人たちが、地域の中にいかに多いかを浮き彫りにしている。

 この実態は、同町だけの話ではない。日本の地域が同じように抱える問題だ。http://diamond.jp/articles/-/16600