「・・・無意識の領域に潜むイメージの音像化とは、絶対性への希求、そして絶対性の究極とは、真理という言葉に置き換えられる概念の希求-「存在とは何なのか」という問いに対する答えの希求-を暗に秘めているもの、そうした方向性を持った表現に属したものとは言える・・・各々が各々の観点から探求する方向の奥の奥には、存在観念という最も抽象的で、考えも及ばない規模の、しかし人間共通の希求、恐らくその解答「真理」がそこにある、と直観的に、あるいはある程度まで理論的に嗅ぎ分けているからに他ならない。プログレッシヴ・ロックとは、こうした方向性を内在した音楽の事である・・・(ブリティッシュ・ロック集成)」
・・・土曜の深夜のNHKは、「かわいいTV」で「ぽっちゃりさん特集」、続く「パフォー」で、 「マスター・みうらじゅんが案内する「ゆるーい」京都プログレ巡礼と、「どうしてここまで」と誰もが疑問に思うほどのド迫力ライブ 「プログレ復活計画・最終章」
-とかなり翻弄されたが、BSではありません、地上波だが、特集がえらくマニアックだ。キーボーディストのマグマのペンダントを私は見逃さなかった。
しかしある種、宗教的で、大げさ、わからないというイメージをはったり、こけおどしのように思う人もいるかもしれないので、上記の文章を引用してみたが、ディープ&ニッチのスキマ市場、深遠なテーマを究極に持つからこそ、理解されにくいのでしょう。仏像ブームを作ったみうらじゅんらのプッシュによって、プログレの和が広がっていくのでしょうか。
