「日本ではまだ「甘えている」系の自己責任バッシングが幅をきかせ、先進国に共通する問題だという認識すらない。いい年をした大人までもが現実に対しての認識が甘く、あまりにも無知なのは悲しいばかりだ。そして若者バッシングをしている年代の人々に限って、「企業福祉」に守られまくっている。日本は「家族福祉」と「企業福祉」しかないようなものなのだから、企業に入れなかった若者は親に頼るしかない。それが年長世代の正社員層にとっては「甘え」に見えるらしいが、その当人こそがもっとも「会社」という福祉に守られていることには気づいていない。風邪をひいてもクビにならず、社会保険があり、失業手当ても出るという特権階級。よく若者バッシングするオヤジなどが「じゃあ努力して正社員になれ」などと言うが、団塊ジュニア世代が新卒から正社員へ、という道はどうやら不可能である(雨宮処凜がゆく)」