韓国の大学進学に必要なアポスティーユとは?
アポスティーユが必要な書類一覧とワンストップサービスの手順を解説!
1. そもそもアポスティーユとは?
韓国の大学へ進学するには、ビザ取得や学校への提出書類など、事前に多くの準備が必要です。中でも、日本で発行された書類の「真正性」を証明するアポスティーユ認証はとても重要です。
アポスティーユとは、「外国公文書に対する認証の要求を廃止する協約(ハーグ条約)」に基づき、外国に提出する日本の公文書や私文書が真正な書類であることを日本の外務省が証明する制度です。
日本も韓国もこのハーグ条約に加盟しているため、駐日韓国大使館での領事認証は原則不要となり、外務省でアポスティーユを取得すれば正式な書類として認められます。
2. 韓国の大学に提出する書類でアポスティーユ認証が必要な書類
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成績証明書・卒業証明書(高校・大学など)
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語学能力証明書(TOPIKやTOEFLなど)
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家族関係証明書(戸籍謄本)
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財政証明(銀行残高証明など)
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パスポートコピーなどの身分証明書類
これらの書類が日本語で作成されている場合、英語または韓国語に翻訳したものを印刷して用意し、公証を受ける必要があります(大学によっては翻訳会社に翻訳してもらう必要あり)。
3.公文書と私文書の違い
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公文書(例:公立学校発行の卒業証明書)
→ 直接外務省でアポスティーユ取得可能 -
私文書(例:私立学校発行書類)
→ 公証役場で「公証」取得→法務局で「公証人認証」取得→外務省でアポスティーユ取得
4. ワンストップサービスでアポスティーユを取得するまでの手順
一部の公証役場では、公証の取得からアポスティーユの取得までのすべての認証を1か所で完了できるサービスがあります(事前予約推奨)。英語または韓国語以外で作成された書類については、基本的にどの大学でも翻訳の提出が必須であるため(私文書とみなされるため公証の取得が必要)、ワンストップサービスを利用される方がほとんどです。
ワンストップサービスでアポスティーユを取得するまでの手順は以下の通りです。
①アポスティーユ認証が必要な書類を用意(日本語で作成された書類は、英語または韓国語に翻訳が必要)
②宣言書(英文)を公証役場などのホームページから出力し記入(署名と日付の記入は公証人の前で行う必要があるので空欄にしておく)
③近くの公証役場に電話あるいはweb(公証役場により異なる)で事前予約を行う
④予約した役場に以下を持参し訪問
・顔写真付きの身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど)
・書類+書類を英語または韓国語に翻訳し印刷したもの+宣言書(英文)
・現金 or カード(私文書を含む場合、手数料は1通あたり15,000円)
書類に不備がなければ、基本的には当日数分から数十分で認証してもらえます!
持って行った書類はまとめて1通としてカウントされますが、不足していた書類を後日追加で認証してもらう場合、再度手数料が15,000円かかってしまいます。1回で済ませられるよう、しっかり準備をしてから公証役場に向かいましょう!
5.さいごに
弊社では韓国大学進学サポートを行っております!
詳しくは以下のページをご覧ください。