こんにちは。
名古屋市名東区の地域子育て支援拠点アーチです。
名古屋市・名東図書館の司書さんから
年齢別のおすすめ絵本をご紹介いただきました
以下、いただいたご紹介文を転載します。
本の画像は掲載することができませんので
書名・著者・出版社などから調べてみてくださいね。
「0歳から読み聞かせをしましょう!」というと、「まだ理解できないのに…」とか、「早期教育じゃないか」というお声をいただくことがあります。
でも図書館が読み聞かせをおすすめする一番の理由は、
絵本をつかえばお父さんお母さんが、赤ちゃんと楽しくコミュニケーションをとることができるから、です。
お母さんやお父さんなど、親しい人との愛情たっぷりのコミュニケーションは、赤ちゃんの心を育てます。
つまり「自分は大切な存在なんだ」と感じることができ、生きていくのに大切な『自己肯定感』が育ちます。
また、赤ちゃんの「嬉しい!楽しい!悲しい!」といった感情も、親しい人とのコミュニケーションを通して豊かに発達していきます。
さらに、たくさんの言葉かけによって、赤ちゃんは言葉を覚えることもできます。
けれど、何もない状態で、反応が少ない赤ちゃんに話しかけるのは限界がありますよね!
そこで、絵本の出番です。
絵本は、赤ちゃんが見やすい絵と、わかりやすい言葉でできています。
絵本をつかえば簡単に、楽しみながら声かけをすることができるのです。
アーチではこんなオンラインイベントも開催予定です
おすすめ絵本①
『ごぶごぶごぼごぼ』駒形 克己/作 福音館書店
赤ちゃんは、大人にくらべ視力がよわいので
この『ごぶごぶごぼごぼ』のように
色や輪郭がはっきりした絵本をえらびましょう。
また、文章は短くてリズムがよいもの
くりかえしがあるものがいいですね!
とくに、0歳の小さな赤ちゃんは
『オノマトペ(擬音)』が大好きです。
(オノマトペは、じゃあじゃあ、ちゃぷちゃぷ、がちゃがちゃなど、音をあらわすことばのことです。)
また、この本は福音館の0.1.2のえほんシリーズの1冊です。
このシリーズは、赤ちゃんが絵本を口に入れても大丈夫なように、体に害がないインクでつくられています。
作りも丈夫なので、壊れにくいという点でもおすすめです!
以下の本もおすすめです。
『てんてんてん』わかやま しずこ/作 福音館書店
『じゃあじゃあびりびり』まついのりこ/作 偕成社
おすすめ絵本②
『くっついた』三浦太郎/作 こぐま社
赤ちゃん絵本の読み聞かせにルールはありません。
お家では、絵本をつかって自由に遊んでください。
この『くっついた』のように
自然と赤ちゃんと触れ合えるような絵本は、おすすめです!
赤ちゃんは、気に入った絵本は
何回でも読んでもらいたがります。
「え~また!?」と思わずに
何回でも読んであげてください。
以下の本もおすすめです。
『ぴょーん』まつおかたつひで/作 ポプラ社
『こちょばここちょばこ』中川ひろたか/作 ひかりのくに
おすすめ絵本③
『おせんべやけたかな』降矢なな/作 童心社
わらべうたの絵本です。
お母さんたちから、「うちの子は絵本を見せてもかじったりやぶいたりして読み聞かせできない」、「読み聞かせ中にどこかにいってしまう。興味がないみたい」と相談を受けることがあります。
別に気にすることはありません。
読み聞かせが難しいと感じたときは
わらべうたを一つ二つくりかえし歌ってあげれば、読み聞かせと同じ効果がありますよ。
みなさんがよく知っている
「いっぽんばしこちょこちょ」や「あがりめさがりめ」も子どもは大好きです。
最近では、わらべうたの絵本もたくさん出ています。
わらべうたをあまり知らなくても、読み聞かせの感覚で子どもに歌ってあげることもできますよ!
他にも以下の本があります。
『ととけっこうよがあけた』ましませつこ/絵 こぐま社
『ねーずみねーずみどーこいきゃ』降矢なな/絵 童心社
『おちゃをのみにきてください』柳生弦一郎/作 福音館書店
これまでに紹介した本は
0歳の赤ちゃんから楽しめる絵本でした。
年齢があがっていくにつれ
短いお話の本でも楽しめるようになります。
次回は1、2歳のおすすめ絵本をご紹介しますね。
お楽しみに。