【暮らしを彩る年中行事】 ~お月見~ | アーキシティ研究所のブログ

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お月見といえば「十五夜」の「満月」を思い浮かべます。 十五夜とは本来は満月のことですから、年に12回または13回めぐってきます。中でも旧暦の8月は1年の中で最も空が澄みわたり月が明るく美しいとされていたため、平安時代から観月の宴が開催され、江戸時代から収穫祭として広く親しまれるようになりました。

 

 

■「十五夜」は毎年違う日?

 

十五夜は旧暦の8月15日をさすので、新暦では月遅れの9月15日と思っている方も多いでしょう。しかし、月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と、太陽の動きを基準にしている現在の暦にはズレが生じます。そのため、実際には毎年9月中旬~10月上旬の間に旧暦の8月15日がやってきます。これだけ幅があると何かと大変なため、十五夜関連の行事を毎年9月15日に固定化している場合もあ
りますが、正確には違うのです。ちなみに、2018年は9月24日が十五夜。それ以降は以下のとおりです。


 2019年:9月13日
 2020年:10月1日

 

 

 

■  十五夜は満月とは限りません 

 

十五夜(旧暦の8月15日)は満月だと思い込んでいませんか? 実は1~2日ずれることが多いのです。これは月と地球の公転軌道の関係で新月から満月までの日数が14日間~16日間と日数に差があり、満月になるまでの日数が違うため。十五夜が満月にあたるとは限りませんが、十五夜にお月見をするのが習わしです。