IFのユーザーガイドに HSI (Horizontal Situation Indicator, 水平姿勢指示器)を使ったホールディングの方法が記載されていましたのでこれに従って飛んでみました。

 

まずはHSIの各エレメントの名称と説明です。

①Compass Rose(羅針盤);自機を中心とした方位

②Heading Bug;ブルーのBugは飛行方位の『設定値』

③Current Heading;枠内数字は現在の飛行方位

④Aircraft track with wind taken into account;

破線は風の影響を反映した実際の飛行コース

⑤Course Pointer;設定したVORコース

⑥Lateral Deviation Bar;VORコースに対する水平偏差(ズレ)

⑦Bearing 1 Pointer;VORの方向表示

VORは2箇所設定可能でVOR2を設定すると2重線のポインターが表示されます

⑧To/From Indicator;VORに向かっているか・離れているか

 

青森空港上空でMRE VORを使用したホールディングパターン(下図)をやってみます。

43°でMRE VORに向かい180°左に旋回して223°で飛行、60秒後に再び180度左に旋回してVOR 43°コースに乗るパターンです。

高度と速度制限を守って8000フィート、速度200ノットとしておきます。

また風が有ると少し難しくなるのでまずは練習として『ソロモードで無風』で始めます。

 

ホールディングパターンへの合流は一番簡単なインバウンドのMRE VOR 43°コースを使い、その後『YACHI』からMRE VORに向かうルートでやってみます。

 

NAVの設定

MAP画面から目的のMRE VORマークをタップ

左に現れるVOR MREをタップ

Set NAV1をタップ

これで目的のVORがセットされます。

 

NAVボタンをタップして下図の『AVIONICS』メニューを表示

CRS1 に 43°を入力

SOURCE をNAV1 に切り替えます。

 
43°のインバウンドコースに乗って速度200ノットで飛行

 

MRE VORを通過

青色のBearing Pointerが回転しだして、To/From Indicatorが反転

ヘディングを223°にします(オートパイロットのヘディングモード使用)

 

180°旋回して223°コースに乗りました。時間計測開始

ちょっと見にくいですがVORからの距離は4.0NM

 

60秒後に再度左旋回開始。43°コースを目指します。

 

この辺りでLateral Deviation Barが動き出します。

 

43°コースに乗ったところです。

ずれていれば修正します。

後はこれの繰り返しです。

インバウンドの43°に乗りさえすれば難しくありません。

 

次は『YACHI』からMRE VORに向かうルートを使ってホールディングパターンに入ります。

 

MRE VORを通過して5秒後に左旋回を始めます。

 

この状態でMRE VORからの距離は3.9NM となっているので大体良さそうです。

 

60秒後に左旋回を始めて43°コースに無事乗ったところです。

 

こんな感じで練習してみました。

IFのユーザーガイドには『逆方向からのエントリー方法』なども載っていますのでも参考にしてください。

こちら

 

慣れたら実際の気象状態やエントリー方法でやってみましょう。